【MTG】 カラデシュプレリ二回目レポ。白黒ディガーで2-1
初回のプレリレポ:
の続き。
環境の印象やプレリリース・キットの詳細などは前回書いたので、今回はカードプールのメモだけをさっくりと。
一回目の印象として機体が思ったより弱かったので、今回も白緑絡みのミッドレンジが組めたらいいなと思いつつ開封。
例によって記事内で使用されるカード画像はすべて、公式カードギャラリーからの引用です。
カードプール
引いたレアが
《豪華の王、ゴンティ/Gonti, Lord of Luxury(KLD)》がプロモフォイル。
び、ビミョ――!
リミテ微妙なレアが3/7。
残りも100点ボムって感じでは決してない。(《小物作りの達人/Master Trinketeer(KLD)》はもちろんクソ強いだろうが)
まあ前回がレアの引きよすぎたからな――と思いつつ、粛々とプールを整理していき以下内容。
白。
スペルのクオリティがイマイチだが、生物は
- 低マナ域のトークン+《第九橋の巡回員/Ninth Bridge Patrol(KLD)》+《小物作りの達人/Master Trinketeer(KLD)》が噛み合っていたり、
- 壁役+飛行で役割分担がキチッとできていたり、
- 《機械修復職人/Restoration Gearsmith(KLD)》+ブリンクの組み合わせができたりと、悪くはない内容。
枚数は最低限だが、70点はある。
青。
ギリギリ組めなくもないという程度のラインナップ。
低マナ域がキツすぎるので補色のフォローは必須だ。もし黒が強いなら、プールの内容と噛み合う《禁制品の黒幕/Contraband Kingpin(KLD)》が採用できてオイシイが……
で、その黒。
アグロ向きなカードとミッド以降向きなカードで6:4ほどの割合で、欲を言えば除去がもう一枚欲しかった。
生物の内容は及第点前後だが、《豪華の王、ゴンティ/Gonti, Lord of Luxury(KLD)》を再利用するコンセプトや地上を相打ちさせて飛行で取り返すプランがしっかり見える。
個人的には好感触なプールだ。青の内容ともそれなりにマッチしてるように思う。
赤。
さすがに生物少なすぎてメインにしようがない。アグロ指向のスペルと生物量が噛み合ってない。
除去は無駄に豊富なのでそこだけタッチしようか、という程度。
緑。
これまたメインで組むのを諦めさせるような悲しい生物量。
多色サポートが2枚あるので多色化が唯一の生きる道に思える。
ランプ・壁・ファッティ・解呪に除去と要所は押さえているラインナップではある。
無色&多色。
《予言のプリズム/Prophetic Prism(KLD)》と《霊気拠点/Aether Hub(KLD)》が緑系多色の道を後押ししている。
2枚の装備品と《改革派の貨物車/Renegade Freighter(KLD)》がアグロや相打ちミッドレンジに強いインセンティブを与えている。
あとはメインカラーの隙間を埋めるパテのようなカードが多い。
パッと見た感じだと、緑多色か黒ミッドレンジ(黒白か黒青)という感じ。
赤はメイン検討の余地なしなのでわかりやすい。
実際にテーブルにソートしつつ、細かい内容を点検していく。
構築
最初に組んだデッキがこちら。
WB Digger Midrange
- 14 Creatures
《ドゥーンドの調査員/Dhund Operative(KLD)》
《第九橋の巡回員/Ninth Bridge Patrol(KLD)》
《鋳造所のコウモリ/Foundry Screecher(KLD)》
《武器作り狂/Weaponcraft Enthusiast(KLD)》
《光袖会の職工/Glint-Sleeve Artisan(KLD)》
《小物作りの達人/Master Trinketeer(KLD)》
《亢進するアイベックス/Thriving Ibex(KLD)》
《霊基体の匪賊/Aetherborn Marauder(KLD)》
《豪華の王、ゴンティ/Gonti, Lord of Luxury(KLD)》
《機械修復職人/Restoration Gearsmith(KLD)》
《空渦鷹/Skyswirl Harrier(KLD)》
《ダッカラのゴミあさり/Dukhara Scavenger(KLD)》
《たなびき織りの天使/Wispweaver Angel(KLD)》
- 9 Spells
《断片化/Fragmentize(KLD)》
《発明者のゴーグル/Inventor's Goggles(KLD)》
《放射篭手/Torch Gauntlet(KLD)》
《歯車工の組細工/Cogworker's Puzzleknot(KLD)》
《金属紡績工の組細工/Metalspinner's Puzzleknot(KLD)》
《予言のプリズム/Prophetic Prism(KLD)》
《隠然たる襲撃/Subtle Strike(KLD)》
《放埒/Live Fast(KLD)》
《本質の摘出/Essence Extraction(KLD)》
《破砕踏歩機/Demolition Stomper(KLD)》
- 17 Lands
8*《平地》 8*《沼》
《発明博覧会/Inventors' Fair(KLD)》
採用を迷うカード:
《改革派の貨物車/Renegade Freighter(KLD)》
《霊気装置の展示/Servo Exhibition(KLD)》
《不法仲買人/Lawless Broker(KLD)》
《プラカタクラブの用心棒/Prakhata Club Security(KLD)》
《偶然の発見/Fortuitous Find(KLD)》
※画像には載ってないが《歯車工の組細工/Cogworker's Puzzleknot(KLD)》が入ってジャスト40枚。
白黒の相打ちミッドレンジ。
ちょうど異界月プレリの一・二回目みたいな内容、というかあのときの構築の感触がすごく良かったのでまっさきに組んだデッキ。
地上を相打ちでグダらせながら《機械修復職人/Restoration Gearsmith(KLD)》を使い倒し、飛行+装備品でクロックを刻む。
サルベージ対象に《豪華の王、ゴンティ/Gonti, Lord of Luxury(KLD)》が絡めば地獄のように粘り強く戦える。このデッキなら《ダッカラのゴミあさり/Dukhara Scavenger(KLD)》もプレイアブルだ。
欲を言えば《偶然の発見/Fortuitous Find(KLD)》まで入れてコンセプトを貫徹させてしまいたいが、さすがにスペルの量が目一杯に思える。
このデッキでなぜ100点コモンこと《改革派の貨物車/Renegade Freighter(KLD)》が入っていないのかというと、単純にコンセプトにマッチしないと思ったから……ではなく、その強さにぜんぜん気づいていなかったから。
一回目で機体は第一印象ほどプレイアブルではないと判断したので、この時点だと機体は不採用のバイアスが強く効いていた。
じゃあなんで《破砕踏歩機/Demolition Stomper(KLD)》が入ってるのかってことになるが、これは終盤でボードが煮詰まった時に《発明博覧会/Inventors' Fair(KLD)》のアクティベート先を用意したかったからだ。
でも貨物車も採用するべきだったよね。
続いて黒の相棒を青にスイッチした構築を検討してみる。
前回の経験からなるべくマナフラしたくないので土地は16に押さえてある。
しかし白黒に比べると細かい部分のバリューが寂しい。
アーティファクトカウントのために2マナ生物に《歓待する構築物/Eager Construct(KLD)》が入っていたり、白黒では入らなかった《不法仲買人/Lawless Broker(KLD)》や《プラカタクラブの用心棒/Prakhata Club Security(KLD)》が渋々入っていたり。
全体的に生物の線が細く、「地上をグダらせてる間に飛行で刻む」プランがきちんと成立するかはギリギリといった印象。
つづいて緑多色のルートを検討してみる。
これは緑黒t青。
及第点はあるが、欲をいえばもうすこし序盤のボードに硬さがほしいか。
《ピーマの先導/Peema Outrider(KLD)》みたいなタフな3~4マナ生物があと1枚ほしい。
タッチ青の旨味があんまりないようにも感じる。
緑黒t白も組むが、
《永遠の造り手、ラシュミ/Rashmi, Eternities Crafter(KLD)》⇔《機械修復職人/Restoration Gearsmith(KLD)》
《誤動作/Malfunction(KLD)》⇔《小物作りの達人/Master Trinketeer(KLD)》
が入れ替わるくらいで全体の輪郭は同じ。
緑白tや緑青tは黒よりも優先する価値を見いだせなかった。
この時点で残り10分ほど。
こんな白青飛行まで組みだし、構築の迷路に盛大に迷いこみだす。
飛行・装備品・テンポスペルが噛み合ってるが2マナ域が弱い。及第点前後。
普通に考えればメインは白黒か黒緑tなのだが、この時の自分はなにをトチ狂ったのか黒青をメインにチョイスしてしまった。
たぶんレアが一番たくさん使えるからじゃないだろうか。あとコンセプトの一貫性とかもいちおう考えたらしいが、今見るとどう考えても白黒のほうが筋が通ってる。
あとでこうやって振り返ってみるとなんとでも言えるのである……
結果はいかに。
対戦結果
一試合目:赤白アグロ
ついにきた機体アグロ。線の細い青黒で耐えしのげるか。
だが相手が事故気味で難なく勝利。青黒のままで勝ってしまう。
○○
二試合目:黒緑ミッドレンジ
プレイバリューの往復ビンタみたいなデッキ。第1ゲームは当然のようにクロック速度で負け。
第2ゲームから白黒にシフト、ゴンティディガーでアドバンテージ勝負を挑む。うん、どう考えてもこっちのほうが強いね。続けて勝利。
×○○
三試合目:赤白アグロ。
事故気味なハンドを甘えキープすると、当然のように戒めを食らう。
相手のライフに1点も触ることなく死。
××
二回目のプレリは4-3で終了。
反省点としては、さすがにメイン白黒でいい。2マナが弱いテンポビートを選んではいけない(戒め)。
《破砕踏歩機》 は想像の五倍弱かった、けどやっぱり《発明博覧会》との兼ね合いで入れざるを得なかったかなと思う。
青黒はアーティファクトカウントが7枚ほどで、これでも不足感が強い。製造込みで8~9枚はほしい。白黒で《歯車工の組細工/Cogworker's Puzzleknot(KLD)》や《霊気装置の展示/Servo Exhibition(KLD)》を入れてやっと安定、といった感じ。
自分のカラデシュプレリはこんな感じでした。
ではまた次回、霊気紛争プレリで!
関連記事