【MTG】 霊気紛争プレリレポ。黒除去強し
前回:
2016年1月16日(日)に行われた、霊気紛争/Aether Revoltのプレリリース・パーティに行ってきましたのでそのレポ。
参加人数18人ほどでスイス三回戦。
12時にスタートして15時にサクッと終了する気軽な会でした。
今回のプレリキットの中身はカラデシュのときと同じタイプで、からくりっぽい開閉機構を有した発明キット仕様。
- チョコボールみたいな感じでカパッと開く紙製のケース
- 霊気紛争のレアまたは神話レアのプロモFoilカード1枚
- 霊気紛争ブースター×4パック
- カラデシュブースター×2パック
- 20面体ダイス型のライフカウンター(全5色からランダム)
- ダイスが6個入る大きさの紙製ケース
- 領事府による改革派への注意喚起文
- 改革派のロゴマークシール
がケースの中に入っている。
正直、シールいらねえ……。
まだ前回のようにペーパーフィギュアが良かった。
前回が飛行機械だったから今回は霊気装置だとありがたかった。
まあそんなこんなありつつ、馴染みのメンツと合流して着席、談笑。
いざ開封の儀へ。
カードプール
当たったレアがこちら。
《ヤヘンニの巧技》がプロモFoil。
カラデシュレアの引きがエグいものの、霊気紛争レアは二枚の黒除去があってそれなり。ボム生物があると文句なしだったが。
ひとまず各色ごとにソートしてプールを見ていく。
白。
2マナ域の充実ぶりがよいが、その後ろの帯域が細い。
スペルは解呪と平和な心があり、最低限の質はある。ボム色のマナカーブをカバーするようなラインナップという印象。
いちおう、《上級建設官、スラム/Sram, Senior Edificer(AER)》+《罪の自覚/Conviction(AER)》((W)で手札に戻せる+1/+3オーラ)というドリームコンボが見えている。
青。
枚数潤沢に見えるが、ミッドレンジでプレイアブルなカードだけを選別していくと大して残らないようなラインナップだ。50点ぐらいの内容。
多色カードが充実しているので他の色とプールが噛み合えば、といった感じ。飛行が充実しているので、装備品が厚ければ選択肢になりうるかもしれない。
黒。
2枚のレアを含むプレイアブルな除去が6枚、3マナ2ドローあり、2マナ接死が3枚あり、ファッティあり。
これ以上を望んだらバチがあたるというもの。まずメインカラーにしてよさそうな内容だ。
3~4ターン目に生物を出せなくて、相手の2/2に2マナ接死を差し出さないといけない、みたいなのが最悪な展開と言える。2色目にはそのマナ域の生物を補える色を選びたい。
赤。
プレイアブルな火力が3枚、レイコマ2枚、粉砕あり。しかし生物4枚。
さすがにナメてる内容。生物を10枚近く補えるような相方でもないかぎり採用はムリ。
除去をタッチするには悪くないが、メインを黒にするならすでに除去はスロットいっぱいまで見えているので持て余しそうだ。
おそらく一番最初にカラー選択の検討から抜けるだろう。
緑。
低マナ域に最低限の枚数あり、スイープ系除去にファッティもあり。
絶賛するほどではないが、それなりの評価はできる内容。及第点前後、75点ぐらい。
1マナのスペル2種類で多色化の道も狙えそうな品揃え。
多色&無色。
多色カードは全部青絡み。
《電招の塔/Dynavolt Tower(KLD)》、《霊気貯蔵器/Aetherflux Reservoir(KLD)》とシールドでは持て余しがちなレアを2枚引いてしまう。
《改革派の貨物車/Renegade Freighter(KLD)》(攻撃時5/4トランプルになる3マナ機体)、《改革派の地図/Renegade Map(AER)》(生け贄で基本土地サーチできる1マナファクト)、《屑鉄さらい/Scrap Trawler(AER)》。
この3枚はどんな構築を選んでも採用内定でいいだろう。2マナの+2/+0装備品もよほどのことがないかぎり入りそうだ。
コモンアンコを見ると、コントロールよりはアグロ指向なラインナップに思える。
エネルギー絡みも独立してピックアップしてみると、こんな感じ。
《電招の塔/Dynavolt Tower(KLD)》いってみたいけど……さすがに他のE絡みのカードが寂しすぎる。
見た感じでは、黒を基調に白か緑がベターに見える。
緑系多色グッドスタッフ、緑青+αエネルギーあたりも一回チェックしてよさそうな感じ……。
プールの点検も終わったので、いざ構築へ。
どんなデッキだろうと絶対にデッキに入る無色、すなわち《屑鉄さらい/Scrap Trawler(AER)》、《改革派の貨物車/Renegade Freighter(KLD)》、《改革派の地図/Renegade Map(AER)》の3枚をテーブルに並べて、各色の組み合わせを見ていく。
構築
緑系が良さそうとか言いつつ最初に組んだのがこちら。
てめえ、《電招の塔》使いたかっただけじゃねーか!
すさまじく歪なマナカーブ……
なんだこの生物のラインナップは(驚愕)
とはいえもう少し飛行がいれば低マナ飛行+除去で先行逃げ切りの形になりえた可能性はある。
とはいえ、さすがにここまで生物がスカスカだと盤面構築がまずできないだろう。
次に前回使って調子が良かったグレイブディガー系の白黒を組んでみる。
スペル枚数があふれ気味で、相打ち型のミッドレンジとするなら中盤のマナ域にもうすこし手堅い生物が、欲を言えば《機械修復職人/Restoration Gearsmith(KLD)》(4マナ3/3グレイブディガー)が欲しいところ。
せっかく《上級建設官、スラム/Sram, Senior Edificer(AER)》がいるので《罪の自覚/Conviction(AER)》(Wで手札に戻せる+1/+3オーラ)ドリームを入れているが、さすがに夢見すぎな感じが写真からでもビンビン伝わってくる。
本当なら3~4マナで場持ちのいい生物を入れたいのだが、いかんせん候補がない。
組みたい理想形に1~2枚手が届いていない感触だ。
いろいろと寄り道した結果、最終的なデッキがこちら。
BG Midrange
- 13 Creatures
《増強自動機械/Augmenting Automaton(AER)》
《ドゥーンドの調査員/Dhund Operative(KLD)》
《霊気毒殺者/Aether Poisoner(AER)》
《才気ある霊基体/Gifted Aetherborn(AER)》
《僧帽地帯のドルイド/Druid of the Cowl(AER)》
《新緑自動機械/Verdant Automaton(AER)》
《復讐に燃えた反逆者/Vengeful Rebel(AER)》
《絹織りの精鋭/Silkweaver Elite(AER)》
《襲拳会の革命家/Maulfist Revolutionary(AER)》
《屑鉄さらい/Scrap Trawler(AER)》
《砦のマストドン/Bastion Mastodon(KLD)》
《湿原の運び屋/Fen Hauler(AER)》
《僧帽地帯をうろつくもの/Cowl Prowler(KLD)》
- 11 Spells
《放埒/Live Fast(KLD)》
《残酷な決断/Cruel Finality(AER)》
《果敢な爆破/Daring Demolition(AER)》
《ヤヘンニの巧技/Yahenni's Expertise(AER)》
《枷はずれな成長/Unbridled Growth(AER)》
《巨怪の猛攻/Monstrous Onslaught(AER)》
《橋上の戦い/Battle at the Bridge(AER)》
《悪意器具/Implement of Malice(AER)》
《改革派の地図/Renegade Map(AER)》
《放射篭手/Torch Gauntlet(KLD)》
《改革派の貨物車/Renegade Freighter(KLD)》
- 16 Lands
9*《沼》 8*《森》
ギリギリ入れなかった25枚目以降のカード:
《絹織りの精鋭/Silkweaver Elite(AER)》の2枚目
紫色が採用に悩んだカード。
3マナ3/3トランプル is 最強と思ったので《襲拳会の革命家/Maulfist Revolutionary(AER)》を入れているが、増やせるカウンターがまず使い道のないエネルギーしかなかったので《絹織りの精鋭/Silkweaver Elite(AER)》2枚目でも良かったかもしれない。
飛行に除去を温存できるようになり、《ヤヘンニの巧技/Yahenni's Expertise(AER)》からのスイングプランがより強固になる。
実は最初このデッキには《砦のマストドン/Bastion Mastodon(KLD)》が入っていなくて、かわりに何が入っていたかというと……
そう、《電招の塔/Dynavolt Tower(KLD)》ですね。
レアファクトは人を狂わせる……
それが繰り返し使える《稲妻》であればなおさら……
二回戦目でやっと自己催眠に気づき現在のかたちに修正できたわけだが、次からは最初からさっさとそこにたどり着けるようにしておきたいですね(自戒)
そんなわけで初戦は《電招》を抱えたまま、いざ対戦へ。
戦績
一回戦目:白黒
1ゲーム目、2ゲーム目ともに《豪華の王、ゴンティ》(4マナ2/3、場に出た時に相手のデッキの上から4枚を見て1枚を追放し、好きなタイミングで唱えられるレジェンド)に強力なカードを奪われる……そう、わたしの《電招の塔》だ!
この展開には対戦相手とふたりで笑いまくる。
どうにか早いタイミングで《湿原の運び屋》を即席召喚できるものの、相手の《鎮定工作機/Pacification Array(AER)》に延々寝かされ続けて攻められない。
このデッキ、攻め筋細いなァ!
負け。
0-2(××)
二回戦目:緑白 ○○
G1、G2ともにクロック着地後のいいタイミングで除去を構えられて、そのまま相手の脅威を捌きながら刻み勝ち。
2-2(××○○)
三回戦目:緑黒
やっぱり持ってる《鎮定工作機/Pacification Array(AER)》が鬼門となる。
デジャヴのように5/5を寝かされ続け、相手のクリーチャーが+1/+1カウンター絡みのギミックで少しずつ育っていく。
《ヤヘンニの巧技/Yahenni's Expertise(AER)》を撃つべき絶好のチャンスで必要な土地が置けず、結局その1ターンのロスが勝敗を分けた。
3-4 (××○○×○×)
久しぶりにプレリで負け越しました……。
今回は環境に対する事前理解も甘かったので、むべなるかなと言った感じ。
個人的な印象としては、緑の生物+黒除去の組み合わせがやっぱり太くて強かったなという感じ。
対戦相手も自分もかならず黒か緑のどっちかは入っていたからね。
次のアモンケットプレリは参加できるかなあ……。