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【MTG】 イニストラードを覆う影 深夜プレリ行ってきた 環境の印象

 

 

あとでちゃんとしたプレリレポ上げます。

とりあえずSOIシールド環境の印象をざっとメモがわりに。

 

 

 

 

 

  • 部族含めたシナジー前提のためカードパワーが全体的に低下し、単体で盤面を制圧できるパワーカードはほとんどない印象。
    BFZシールドみたいに「雑なミッドレンジ組んどけ!」みたいな最適解がなくて面白い。
    細く見えるアグロ戦線にコンバットトリックを加えてどうにか勝ち筋とするような、ピーキーな構築が求められたりする。接触戦闘/コンバットトリックの重要度は高そうに見える。

 

  • シールドではアグロが強いと感じた。
    盤面を切り返すパワーカードの不足から、他よりもミッドレンジの構築難易度は高い気がする。緑以外4~5マナ域のスペックがそこまで高くなく、序盤優位のアグロにそのまま押し切られることも多い。

 

  • なかでも白緑人間、赤緑狼男が構築難易度の割にかなり強いような感覚。

    シールドだとピックを偏らせることができないので、特定のカードやギミックに依存しない(役割を代替できるカードがコモンに多い)アーキタイプが強い。

  • アグロだと吸血鬼もブン回りがあってクソ強いが、こちらは共鳴者への依存度が高いためプールが噛み合わないと組めないので上2つには並ばない(うまく組めたら強いが、それは他の二つと同じこと)


  • 青黒ゾンビは構築難易度がもっとも高いが、シナジー密度の高いデッキを組めたらいちばん強い。
    共鳴者から奇襲的に降ってくる除去とマッドネス、EoTに墓地から無限に蘇る二種類の高打点ゾンビは悪夢としか言いようがない。普通のアグロやミッドレンジでは勝てる気がしない。


  • 個人的な色の評価はこんな感じ。
    カードプールの受けの広さ、構築の安定性で評価。

    白 > 緑 >>> 赤 > 青=黒

    青は低マナ域の生物が他よりも一回り弱くて序盤の防衛力を他の色に依存する。
    黒は逆に4~5マナの生物群にクセがあって雑に突っ込むのが難しい。
    それに対して白・緑の生物群は(白はややアグロに偏っているが)どの帯域も受けが広い。
    赤は除去の性能がよい。5マナ狼男+Caged Fury(2R二段攻撃インスタント)による突然死もある。

 

  • 個人的なシールドのアーキタイプ評価は、今のところこんな感じ。
    プールへの依存度が低くて安定性が高いという点で評価。

    1番手:緑白(人間アグロ)=赤緑(狼男ミッドレンジ)
    2番手:黒赤(吸血鬼)=緑黒(昂揚ミッドレンジ)=青緑(手がかりミッドレンジ)
    3番手:白青(飛行テンポ)=白赤(オールインアグロまたは除去天使)
    4番手:青黒(マッドネスゾンビ)=白黒(昂揚ミッドレンジ)
    ドベ:青赤(ゼロックス


    もっかいプレリ参加したら印象変わるかも。




  • 自分は前イニストラードのリミテやったことなかったので今回が初イニストラードなんだけど、変身があるのでカードの強度(カードのゲームエンド力やゲームプラン)が構築段階ではかなり読みにくかった。
    このデッキは強いのか? 勝てるのか? が測りにくい。

    基本的に変身カードは夜の面で勘定して構築するべきだと今回初めて解った。
    構築段階でのシナジーだけは昼の面を見るが、あとは夜の面のゲームエンド力を見る。

 

 

 

ちなみに自分がプレリで引いたレアはこれ。

 

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わーいソリンさん(キメポーズ)が光ったよ。ジェイスも引けて嬉しいよ。

 

 

 

で、組んだのは……

 

1.青赤《潮からの発生》。

 

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ジェイスもいたし、どうしても組んでみたかったので組んじゃった。

スペル12枚、生物10枚のクレイジーデッキ。

ただ共鳴者が《目録》1枚しかないのにマッドネス呪文が4枚入ってる悲しいプール。全体バウンスとトークン発生呪文の噛み合わなさもすばらしい。アヴァシンの裁きが泣いている……

 

使ってて楽しかったのは楽しかったけど、やっぱり相当ピーキーで安定性はない。最後の選択肢って感じだ。

あたりまえだけど、除去は自分の盤面にアタッカーがいないと機能半減。

 

 

2.黒赤吸血鬼

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これはオールインアグロ版で、タッチ白して《苦渋の破棄》入れるバージョンも作った。

ただ見てわかるとおり3マナ生物がたりなさすぎて、なんとも不足感の強い内容になっている。3マナ3/1バニラのカカシを入れようか迷うレベル。
さすがにこの生物のラインナップでは勝てなかったが、それでも爆発力はある。

火力と共鳴者があれば赤黒になり、それらのかわりに狼男+《放たれた怒り》または《溶岩の地割れ》があれば赤緑になるのが基本。 

 

3.白緑人間。

たぶん自分のプールでいちばんつよいデッキ。こういうデッキが今回は強い。

 

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スペルいらん! マナカーブ順序良く展開して殴っていくだけ!

白と緑コモンにはそれぞれ4マナ3/3のcip人間が1人ずついて、こいつらを有効活用できるプールを引けるかどうかが白緑人間の鍵。

つまり3マナ以下の人間の総数。 このデッキみたいに12~13枚くらいとれていると並のカードから一気にパワーカードになる。

 

4.青黒t赤マッドネス

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どうしても《潮からの蘇生》ドリームを諦めきれなくて組んじゃったデッキ。

見よ、この高マナ域生物のラインナップの貧弱さを!

当然だけど勝てませんでした……。

やはりメインボードは生物の数がどの帯域もまんべんなく揃ってる丸い組み合わせを選ぶのがいいよ……

 

 

自分の土曜プレリそんな感じでした。構築プールと詳細なレポはまた後日!

 

 

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