【MTG】 ゲートウォッチの誓いプレリ 行ってきてた(備忘録)。青黒飛行で1-2
前回:
2016年1月16日(土)、昼からのゲートウォッチの誓い/Oath of Gatewatchのプレリに参加してました。
もう二ヶ月近くまえの話だけど……
シールドプールの記録だけはしておこうとここに備忘録を書かんとす。
参加人数は20人ほどでスイスドロー3回戦。
13時スタートの17時終了だったかな。
参加費はコンポーネントの代金込みで2500円だった(店舗によってまちまち)。
エントリーと同時に渡されるデッキケースの中身は前回に引きつづき、
- 日付入りランダムなレアまたは神話レアのプロモカード……1枚
- OGWブースターパック×4、BFZブースターパック×2……合計6パック
- 20面ダイス型ライフカウンター(全5色からランダム)……1個
- 紙製の仕切り板……1枚
- 世界観ガイドシート……1枚
(当日開けたパックを使った再現画像です)
これらが紙製デッキケースに封入されている。
ケースは少し縦長(iPhone6 と同じくらいの縦幅)で、底面にはダイスを収納できるスリットがある。
写真では分かりにくいが、ケースの表面は反射でキラキラ光るフォイルっぽい加工で、あまりチープな感じがしない。
少なくとも一年前までの弁当箱よりは使い勝手がいいのは間違いない。
まあこれは前回も書いたことですね、以下省略して着席。
環境の印象
事前にプールを眺めた範囲だと、自分のなかでの色の強弱は
青 >>> 緑 > 赤 = 白 > 黒
というかんじ。
だった……と……思う。もう大分うろおぼえだ。
今気づいたが、BFZプレリの時と順位が一切変動していない。
BFZにつづいて今回もできればエルドラージランプ、
あるいは普段より一マナ重いミッドレンジを組むつもりでいたが、
青コモンはタッパーに除去に、低コストながら最序盤~終盤まで受けの広いカードが多い。
対して緑はランプ恐竜のパッケージがきちんと整っているのが高評価の理由だ。
3マナ2/2で末裔をCIPで呼び込む《末裔招き/Scion Summoner(OGW)》や、
6マナ6/5バニラ《梢喰らい/Canopy Gorger(OGW)》などセカンドベストの選択肢もちゃんとある。
《鞍背ラガーク/Saddleback Lagac(OGW)》など明確にアグロ指向なカードもあるため、ちぐはぐなプールを引かされると少しキビシイので青の次点となった。
白・赤は除去はいいが生物がアグロに偏りすぎている印象で、シールドのメインでリスキーな先手デッキを組みたくないといういつもの理由。
シールドではあんまりメインにしたくないアグロ
黒も今回ミッドレンジには使いにくい、引きどきを選ぶようなカードが多い。
除去は強いものの、シールドで重要なのはプール全体の安定性なので、アーキタイプをアグロとカッチリ半々で分けあうようなプールは通例として評価が下がる。
今回特殊なのは、これら縦軸の色選択を横断するかたちでタッチ無色が絡んでくるということ。
五色のカードの中にも無色マナを支払うことでスペックが強化されるカードが多く、無色マナの供給力がデッキパワーに大きく作用する環境だ。
どのようなデッキを組むにせよ、《面晶体の這行器/Hedron Crawler(OGW)》《形状の管理人/Warden of Geometries(OGW)》はシールドだと入れ得で、引ければ引けるだけデッキの強度が安直に増すなと感じた。
なのでパック開封時は無色マナソースのチェックをなにより最初に行うことだけはあらかじめ決めていた。
チェックするのは 土地 ⇒ 無色・アーティファクト ⇒ 緑 ⇒ 青 の順だ。
青には《耕作ドローン/Cultivator Drone(OGW)》が、緑には《壌土の幼生/Loam Larva(OGW)》がそれぞれ存在するため、無色マナベース構築においては他の色よりも一段階上回るかたちだ。
(黒にも《コジレックの組み換え/Kozilek's Translator(OGW)》がいるが、個人的には5マナのマナソースはプレイアブルギリギリだと判断していた)
そんなことを考えながら対面の人と談笑して時間をつぶす。
店長から30分の構築時間の開始を告げられたところで、いざ、パック開封の儀。
カードプール
出たレアはこんな感じ。
最初に見えたのがプロモFoilの《ゴブリンの闇住まい/Goblin Dark-Dwellers(OGW)》で嬉しい。
《現実を砕くもの/Reality Smasher(OGW)》もホクホク感ある引きだ。
あとはまあプール次第といったところ。
しかしゼンディカーのレア、どっちもバトランかよ……
まあいいけど……
並べるとレアスペルの半数以上が無色マナを要求しており、とにもかくにもコモンアンコモンに無色マナベースが潤沢にあることを願いながらのプール確認となった。
はたしてその結果は……
- 各色のうち、個人的に自分がデッキに入れたい順番にしてある。
- 評価は絶対指標ではなく、その色のカードプールを踏まえた相対的なもの。
- メインデッキに入れたくないカードは薄字にしてある。
- 記事内で使われているカード画像は公式のカードイメージギャラリーより引用。
白 (プレイアブル13枚)
《タズリ将軍/General Tazri(OGW)》★R
《救援隊長/Relief Captain(OGW)》
《探検の猛禽/Expedition Raptor(OGW)》
《グリフィンの急使/Courier Griffin(BFZ)》
《落とし子縛りの魔道士/Spawnbinder Mage(OGW)》
《コーの絡め捕り/Kor Entanglers(BFZ)》
《真っ逆さま/Sheer Drop(BFZ)》
《マキンディの飛空士/Makindi Aeronaut(OGW)》
《コーの鎌使い/Kor Scythemaster(OGW)》
《アーファの守護者/Affa Protector(OGW)》
《鼓舞する突撃/Inspired Charge(BFZ)》
《力強い跳躍/Mighty Leap(OGW)》
《城砦化した塁壁/Fortified Rampart(BFZ)》
《石鍛冶の見習い/Stoneforge Acolyte(OGW)》
《イオナの祝福/Iona's Blessing(OGW)》
(《砂岩の橋/Sandstone Bridge(BFZ)》)
青 (プレイアブル11枚+多色2枚)
《耕作ドローン/Cultivator Drone(OGW)》
《ウラモグの回収者/Ulamog's Reclaimer(BFZ)》
《氷の猛進/Rush of Ice(BFZ)》
《水底の潜入者/Benthic Infiltrator(BFZ)》
2*《重力に逆らうもの/Gravity Negator(OGW)》
《掃き飛ばし/Sweep Away(OGW)》
《呪文萎れ/Spell Shrivel(BFZ)》
《古代ガニ/Ancient Crab(OGW)》
《ウマーラの絡め捕り/Umara Entangler(OGW)》
《難解な干渉/Abstruse Interference(OGW)》
《否認/Negate(OGW)》
( 《嵐追いの魔道士/Stormchaser Mage(OGW)》)
(《精神溶かし/Mindmelter(OGW)》)
黒 (プレイアブル15枚+多色1枚)
《荒廃の一掴み/Grip of Desolation(BFZ)》
2*《忘却の一撃/Oblivion Strike(OGW)》
《吸血鬼の特使/Vampire Envoy(OGW)》
《音無く飛ぶもの/Silent Skimmer(BFZ)》
《静寂を担うもの/Bearer of Silence(OGW)》★R
《空の探索者/Sky Scourer(OGW)》
《ハグラへの撤退/Retreat to Hagra(BFZ)》
《コジレックの叫び手/Kozilek's Shrieker(OGW)》
《間欠泉の忍び寄り/Geyserfield Stalker(BFZ)》
《ぬかるみの敵意/Mire's Malice(BFZ)》
《ニルカーナの暗殺者/Nirkana Assassin(BFZ)》
《終末の目撃/Witness the End(OGW)》
《搾取ドローン/Reaver Drone(OGW)》
《屍体の攪拌/Corpse Churn(OGW)》
(《精神溶かし/Mindmelter(OGW)》)
赤 (プレイアブル15枚+多色2枚)
《ゴブリンの闇住まい/Goblin Dark-Dwellers(OGW)》★Promo
《食い荒らす炎/Devour in Flames(OGW)》
《多勢/Outnumber(BFZ)》
《巨岩投下/Boulder Salvo(OGW)》
《敵対/Turn Against(BFZ)》
《制止エルドラージ/Immobilizer Eldrazi(OGW)》
《コジレックの大口/Maw of Kozilek(OGW)》
《エルドラージの寸借者/Eldrazi Obligator(OGW)》★R
《ヴァラクートの捕食者/Valakut Predator(BFZ)》
《好戦的な鞭尾/Belligerent Whiptail(BFZ)》
《凶暴な力/Brute Strength(OGW)》
《攻性エルドラージ/Eldrazi Aggressor(OGW)》
2*《火花魔道士の計略/Sparkmage's Gambit(OGW)》
《溶岩足の略奪者/Lavastep Raider(BFZ)》
《破壊的陥没孔/Consuming Sinkhole(OGW)》
(《嵐追いの魔道士/Stormchaser Mage(OGW)》)
(《林の喧騒者/Grove Rumbler(BFZ)》)
緑 (プレイアブル13枚+多色1枚)
《産み落とす巨体/Birthing Hulk(OGW)》
《梢喰らい/Canopy Gorger(OGW)》
《異常な攻撃性/Unnatural Aggression(BFZ)》
2*《網投げ蜘蛛/Netcaster Spider(OGW)》
《鞍背ラガーク/Saddleback Lagac(OGW)》
《ベイロスの仔/Baloth Pup(OGW)》
《膨れ鞘/Blisterpod(BFZ)》
《大自然の反撃/Elemental Uprising(OGW)》
《ムラーサの胎動/Pulse of Murasa(OGW)》
《収穫トロール/Harvester Troll(OGW)》
《模範提示/Lead by Example(OGW)》
《成長のうねり/Swell of Growth(BFZ)》
《イトグモの蔦/Vines of the Recluse(OGW)》
《回収蔦/Reclaiming Vines(BFZ)》
(《林の喧騒者/Grove Rumbler(BFZ)》)
多色
《精神溶かし/Mindmelter(OGW)》
《林の喧騒者/Grove Rumbler(BFZ)》
《嵐追いの魔道士/Stormchaser Mage(OGW)》
無色
《現実を砕くもの/Reality Smasher(OGW)》★R
《面晶体の這行器/Hedron Crawler(OGW)》
《コジレックの先駆者/Kozilek's Pathfinder(OGW)》
《骨の鋸/Bone Saw(OGW)》
《荒地/Wastes(OGW)》
《窪み渓谷/Sunken Hollow(BFZ)》★R
《燃えがらの林間地/Cinder Glade(BFZ)》★R
《平穏なる広野/Tranquil Expanse(OGW)》
《砂岩の橋/Sandstone Bridge(BFZ)》
まさかの無色土地が《荒地/Wastes(OGW)》1枚のみ!
《面晶体の這行器/Hedron Crawler(OGW)》と合わせて2枚。
青の《耕作ドローン/Cultivator Drone(OGW)》と合わせて3枚!
以上!
き、きっつ――――――
まさか《未知の岸/Unknown Shores(OGW)》も《崩壊する痕跡/Crumbling Vestige(OGW)》も《抵抗者の居住地/Holdout Settlement(OGW)》も引けないとは……。
荒地をフェッチしてくれる緑のランパン系カードすら1枚も引けていない。
《現実を砕くもの/Reality Smasher(OGW)》が足腰立たなくて泣いている。
仕方なくプールを色別に整理して順番に見ていく……
並べてみると、緑以外はどれもプレイアブルだということが分かる。青だけは枚数にハンデがあるため主色にはなりえないが、白・黒・赤はどれもメインを張れる質量だ。
白は完全に同盟者+支援アグロに特化したカードプール。
《タズリ将軍/General Tazri(OGW)》で《救援隊長/Relief Captain(OGW)》をフェッチできるオサレな内容だ。
生物のラインナップは完全にアグロに偏重しきっているため、アグロ以外は組めそうにないのが難点だ。
プールの内容的に、この色で一番強いのは《タズリ》から《救援隊長》を引っ張ってきて最後の押し込みをする動きなので、タッチにもあまり旨味がない。
《現実を砕くもの/Reality Smasher(OGW)》を安定的に運用したければ、3枚目の無色マナベースを有する青の採用はなかば必須に見える。
《耕作ドローン/Cultivator Drone(OGW)》からの4ターン目《現実を砕くもの/Reality Smasher(OGW)》はゲームエンド級と呼んでいいキラームーブだろう。
ただ、枚数だけが単純に足りない。
2枚の《重力に逆らうもの/Gravity Negator(OGW)》など、マナカーブは3~4マナの必要域がちゃんと膨らんでいるものの、及第点以上のカードが7枚程度しかない。
残りの2~3枚は《古代ガニ/Ancient Crab(OGW)》や《ウマーラの絡め捕り/Umara Entangler(OGW)》など、デッキに入れないですむなら越したことないようなカードで埋め合わせを図るしかない内容になっている。
黒は除去が素晴らしい。
×2な!
2枚の《忘却の一撃/Oblivion Strike(OGW)》あり、《荒廃の一掴み/Grip of Desolation(BFZ)》ありと最高のラインナップ。
ただ反対に生物はパッとしない。どれも10点満点なら6~7点程度の布陣だ。飛行生物が揃っているのは嬉しいが、できればスペルを担当して生物は二色目で補強したいプールだ。
ただ、青と組むと《精神溶かし/Mindmelter(OGW)》が使えるのは注目点だ。
続く赤もまた、スペルの充実っぷりには特筆すべきものがある。
《食い荒らす炎/Devour in Flames(OGW)》、《巨岩投下/Boulder Salvo(OGW)》、《多勢/Outnumber(BFZ)》の優良火力三兄弟に、ちゃんとインスタントなレイコマこと《敵対/Turn Against(BFZ)》まである。
さらに主色にすれば《ゴブリンの闇住まい/Goblin Dark-Dwellers(OGW)》からおかわりまでもらえる。
ただ生物はアグロ用のものを多く引かされていて、これまた戦線を支える生物の内容にすこし不満がのこる布陣になっている。
緑は正直いってメインカラーにしたくない。
質量ともに足りないし、これといった強みがない。
生物がアグロ向けと散っていて、ミッドレンジを組むには枚数が届いていない。スペルと合わせてもデッキにすんなり入る枚数は6枚前後。
引いた土地の関係上タッチはいちばんしやすいが、そうして使えるのは《産み落とす巨体/Birthing Hulk(OGW)》ぐらいと、かろうじて3マナ格闘スペル《異常な攻撃性/Unnatural Aggression(BFZ)》程度か。
まとめると、
- 色を選ばない無色マナソースは《荒地》と《面晶体の這行器/Hedron Crawler(OGW)》の2枚のみ。
- 白は同盟者生物潤沢だがアグロしか組めない。タッチに旨味ない。
- 青は枚数7~8枚で最低限だが、唯一無色マナソースを補強できる《耕作ドローン/Cultivator Drone(OGW)》がいる。
- 黒は除去は厚いが生物は及第点を越えない。
- 赤もスペルは厚いが生物はアグロとミッドレンジに散って、どちらも下限ギリギリ。
- 緑はタッチ専用。
そんなプールとにらめっこしながら、ベストな40枚の探求に入っていく。
構築
いちばん最初に、いちばん素直に手なりで組んだデッキが青黒の除去飛行だ
。
UB Destruction and Flyers
= 16 Creatures
《面晶体の這行器/Hedron Crawler(OGW)》
《静寂を担うもの/Bearer of Silence(OGW)》
《空の探索者/Sky Scourer(OGW)》
《ウマーラの絡め捕り/Umara Entangler(OGW)》
《精神溶かし/Mindmelter(OGW)》
《耕作ドローン/Cultivator Drone(OGW)》
《水底の潜入者/Benthic Infiltrator(BFZ)》
《吸血鬼の特使/Vampire Envoy(OGW)》
《コジレックの叫び手/Kozilek's Shrieker(OGW)》
2*《重力に逆らうもの/Gravity Negator(OGW)》
《音無く飛ぶもの/Silent Skimmer(BFZ)》
《ウラモグの回収者/Ulamog's Reclaimer(BFZ)》
《現実を砕くもの/Reality Smasher(OGW)》
《間欠泉の忍び寄り/Geyserfield Stalker(BFZ)》
《コジレックの先駆者/Kozilek's Pathfinder(OGW)》
= 7 Spells
《氷の猛進/Rush of Ice(BFZ)》
《屍体の攪拌/Corpse Churn(OGW)》
《掃き飛ばし/Sweep Away(OGW)》
2*《忘却の一撃/Oblivion Strike(OGW)》
《終末の目撃/Witness the End(OGW)》
《荒廃の一掴み/Grip of Desolation(BFZ)》
= 17 Lands
8*《沼》 7*《島》 1*《荒地》
《窪み渓谷/Sunken Hollow(BFZ)》
23枚め以降のカード:
《否認/Negate(OGW)》
《古代ガニ/Ancient Crab(OGW)》
《呪文萎れ/Spell Shrivel(BFZ)》
《ハグラへの撤退/Retreat to Hagra(BFZ)》
《ぬかるみの敵意/Mire's Malice(BFZ)》
紫色が採用を悩む20枚め前後のカード。
除去で致命的な攻勢を捌きつつ、細かい飛行クロックを刻みつづけて相手より早く差しきるデッキだ。
低マナ域が微妙に足りてなくて、《ウマーラの絡め捕り/Umara Entangler(OGW)》や《屍体の攪拌/Corpse Churn(OGW)》といった弱いカードが入っているのがイヤな感じだ。
《間欠泉の忍び寄り/Geyserfield Stalker(BFZ)》や《コジレックの先駆者/Kozilek's Pathfinder(OGW)》も、できればもう少しデッキにフィットしたカードであってほしいところ。
《呪文萎れ/Spell Shrivel(BFZ)》などは採用したいが、3マナ域は厚くて選別が難しい。
《ハグラへの撤退/Retreat to Hagra(BFZ)》なんかも強いカードだと思うが、クロックのベースが飛行だと接死付与の旨みが半減するので外す。
ただ後の反省の段で記すが、コンセプト的にあの生物はメインから採用するべきだったと感じる。
細部の詰めはまだまだだが、総じて70点くらいのデッキと見た。
つづいて別の色の組み合わせ、赤絡みを並べてみる。まずは青赤。
UR Tempo Aggro
= 15 Creatures
《溶岩足の略奪者/Lavastep Raider(BFZ)》
《嵐追いの魔道士/Stormchaser Mage(OGW)》
《制止エルドラージ/Immobilizer Eldrazi(OGW)》
《ウマーラの絡め捕り/Umara Entangler(OGW)》
《面晶体の這行器/Hedron Crawler(OGW)》
《エルドラージの寸借者/Eldrazi Obligator(OGW)》
《ヴァラクートの捕食者/Valakut Predator(BFZ)》
《耕作ドローン/Cultivator Drone(OGW)》
《攻性エルドラージ/Eldrazi Aggressor(OGW)》
2*《重力に逆らうもの/Gravity Negator(OGW)》
《コジレックの大口/Maw of Kozilek(OGW)》
《好戦的な鞭尾/Belligerent Whiptail(BFZ)》
《現実を砕くもの/Reality Smasher(OGW)》
《ゴブリンの闇住まい/Goblin Dark-Dwellers(OGW)》
= 8 Spells
《氷の猛進/Rush of Ice(BFZ)》
《多勢/Outnumber(BFZ)》
《凶暴な力/Brute Strength(OGW)》
《火花魔道士の計略/Sparkmage's Gambit(OGW)》
《食い荒らす炎/Devour in Flames(OGW)》
《掃き飛ばし/Sweep Away(OGW)》
《敵対/Turn Against(BFZ)》
《巨岩投下/Boulder Salvo(OGW)》
= 17 Lands
8*《島》 8*《山》 1*《荒地》
23枚め以降のカード:
《水底の潜入者/Benthic Infiltrator(BFZ)》
《ウラモグの回収者/Ulamog's Reclaimer(BFZ)》
《呪文萎れ/Spell Shrivel(BFZ)》
ミッドレンジするには生物のクオリティが届かなくてアグロを組まざるを得ないのだが、それでも低マナ域の不足が目立つ。2マナのアタッカーがあと1枚いて欲しい。
並べてみると攻め手が細く、12点ぐらいしか削れなさそうな印象を受ける。
デッキコンセプトに対してマナカーブがフィットしていない、そのチグハグさが見ているだけでもどかしい。
最後に黒赤を組む。これまたミッドレンジが組めないのでアグロだ。
さすがに生物の層は青赤より厚い。青黒とは軸が違うが、まあ同程度の質だろう。
スペルに関して言えばもっとも充実している。生物をもっと入れたいのに抜くカードがなくて逆に困るほどだ。
ただ黒赤だと低マナ域のスペルが本当になくて《ゴブリンの闇住まい/Goblin Dark-Dwellers(OGW)》が活きにくく、しぶしぶ《凶暴な力/Brute Strength(OGW)》なんかを入れている。
(そのせいで《ハグラへの撤退/Retreat to Hagra(BFZ)》が押し出されてイヤな感じだ)
無色マナ供給源の問題から《現実を砕くもの/Reality Smasher(OGW)》を抜いているが、5マナ域の1シンボルに対してマナ供給源2枚ならさすがに入れてもいいかもしれない。判断が難しいが自分は事故は嫌いだ。
ただ、それでなくとも無色マナソース2枚でデッキ内のエルドラージが要求する多量の無色マナをきちんと運用できるとは思いがたい。
それで《コジレックの大口/Maw of Kozilek(OGW)》も抜いている(が、2/5というスペックだけで偉いので残すべきだった)。
スペルのラインナップにはいちばん興奮するものがあったが、それでも使えるカードの無色マナ要求量を考えると、《耕作ドローン/Cultivator Drone(OGW)》を抱える青は抜くべきではないという結論に至った。
それから、《窪み渓谷/Sunken Hollow(BFZ)》からタッチの可能性を検討して多色化した構築も検討する。
最初はURb(青赤タッチ黒)をひたすら煮詰めていたが、採用できるカードを比較した結果UBrになった。
(《ゴブリンの闇住まい/Goblin Dark-Dwellers(OGW)》と《荒廃の一掴み/Grip of Desolation(BFZ)》の比較だ)
《食い荒らす炎/Devour in Flames(OGW)》も入れたいが、除去は十分に足りている。
個人的には《多勢/Outnumber(BFZ)》の方が好みだ。
基本的にタッチしても入れられるカードが除去ぐらいしかなく、そしてスペルは二色で必要量がまかなえてしまっている。
《荒地》を考えると実質4色デッキになるということもあり、U-B-Rでのタッチ多色はすっぱりプランから切り捨てることにした。
そして白絡みにも手をつける。
白赤、白青、白黒と順番に並べてみるが、やはり低マナ域がスカスカだ。
支援で押し込むアグロを組みたいプールなのだが、2マナ以下の生物が4枚前後しか入れられない厳しい並び。
それとプレリ段階だと新環境の速度がわからないのも大きい。
支援アグロがOGW環境でどの程度通用するのか、構築時点ではまったく検討もつかなかった。各種支援カードはどの程度の強さなんだろうか?
BFZシールドだと地上は末裔の壁に阻まれる悪印象があり、それが白を選びにくい理由になっていた。
悩んだが最終的には前回と地続きな環境と信じ、白アグロの可能性はサイドに投げてメインは青黒飛行を据えることにした。
黒赤ともすこし悩んだが、やはり無色マナベースの安定を選んだ。
除去飛行というコンセプトの一貫性もいちばん高いように見える。
ここで構築時間は終了し、いざ対戦テーブルへ。
戦績
一試合目:WBcアグロ ×○○
地元の知り合いとまさかの遭遇。
相手は豊富な特殊地形から《作り変えるもの/Matter Reshaper(OGW)》などの入った白黒t無色アグロ。
第一ゲームは地上と空のライフレースの末にわずかに差し負け。
にゲーム目は《古代ガニ/Ancient Crab(OGW)》や《ぬかるみの敵意/Mire's Malice(BFZ)》を入れて相手よりマナカーブを一段落として挑む。
《荒廃の一掴み/Grip of Desolation(BFZ)》+《ウラモグの回収者/Ulamog's Reclaimer(BFZ)》とかいう鬼神の如きコンボが途中で決まったこともあり、二ゲーム目三ゲーム目はつづけて取りかえすことができた。
この環境、回収能力だけじゃなく2/5というサイズがかなりタフだ。
追加ターンまでもつれた接戦を制し、次の試合へ。
二試合目:BGランプ ××
完敗ですわぁ……。
自分と違って豊富なマナソースから安定的に走ってくる《現実を砕くもの/Reality Smasher(OGW)》を《ベイロスの虚身/Baloth Null(OGW)》で回収されるという鬼殺しなデッキ。
《ゼンディカーの代弁者、ニッサ/Nissa, Voice of Zendikar(OGW)》やらなにやら、合計5枚くらいレアが入ってた。
心折れる~
二ゲーム目は質で上回る相手にミッドレンジ勝負してもしょうがないってことで、青赤のテンポアグロで挑む。
が、まるでダメ。先手なのに《現実を砕くもの》を前に守勢を強いられつづけるという悲しい展開。現実砕かれる~
そんな感じで二ゲームとも速攻で終わる。
時間が余ったのでちまちまメインボードを調整し、最終戦、第三試合へ。
三試合目:BGランプ ×○×
すごいランプされて ウラモグに食べられました。×2
やはり攻め手が細く、ライフ半分ほど削ったところで息切れし、あとは相手の得意な時間帯に付き合わされるような展開が多かった。
結果○○×××○×、で1-2。
これが現実っ……!
おつかれさまでした。
反省
戦績は不甲斐ないものだったが、調整をつづけた結果青黒の最終的なレシピはこんな感じになった。
UB Destruction and Flying
= 15 Creatures
《面晶体の這行器/Hedron Crawler(OGW)》
《静寂を担うもの/Bearer of Silence(OGW)》
《空の探索者/Sky Scourer(OGW)》
《精神溶かし/Mindmelter(OGW)》
《耕作ドローン/Cultivator Drone(OGW)》
《水底の潜入者/Benthic Infiltrator(BFZ)》
《吸血鬼の特使/Vampire Envoy(OGW)》
《古代ガニ/Ancient Crab(OGW)》
2*《重力に逆らうもの/Gravity Negator(OGW)》
《音無く飛ぶもの/Silent Skimmer(BFZ)》
《ウラモグの回収者/Ulamog's Reclaimer(BFZ)》
《現実を砕くもの/Reality Smasher(OGW)》
《間欠泉の忍び寄り/Geyserfield Stalker(BFZ)》
《コジレックの先駆者/Kozilek's Pathfinder(OGW)》
= 8 Spells
《氷の猛進/Rush of Ice(BFZ)》
《屍体の攪拌/Corpse Churn(OGW)》
《否認/Negate(OGW)》
《掃き飛ばし/Sweep Away(OGW)》
2*《忘却の一撃/Oblivion Strike(OGW)》
《終末の目撃/Witness the End(OGW)》
《荒廃の一掴み/Grip of Desolation(BFZ)》
= 17 Lands
8*《沼》 7*《島》 1*《荒地》
《窪み渓谷/Sunken Hollow(BFZ)》
23枚め以降のカード:
《搾取ドローン/Reaver Drone(OGW)》
《ウマーラの絡め捕り/Umara Entangler(OGW)》
《コジレックの叫び手/Kozilek's Shrieker(OGW)》
《ぬかるみの敵意/Mire's Malice(BFZ)》
変更点
- 《コジレックの叫び手/Kozilek's Shrieker(OGW)》⇒《古代ガニ/Ancient Crab(OGW)》
- 《ウマーラの絡め捕り/Umara Entangler(OGW)》⇒《否認/Negate(OGW)》
地上を除去でいなして飛行クロックを刻み続けてライフレースを制するデッキなのだから、地上を止める壁役としてカニを入れたほうが確実に良かった。
そのほうがコンセプトを徹底できている。
《ウマーラの絡め捕り》は中盤以降トップで引かされると弱い。《否認》はぼやっとしたカードなのであまり好きではないが、飛行クロックを守るために入れることにした。
それから支援アグロは自分が想定したよりもプレイアブルだった。
したがって、白絡みアグロを実戦で試さなかったのは今回のプレリで最大のミスだったと言える。
家に帰ってからざっと組み上げた白赤と白青のリストを書き残しておく。
WR Support Aggro
= 16 Creatures
《溶岩足の略奪者/Lavastep Raider(BFZ)》
《制止エルドラージ/Immobilizer Eldrazi(OGW)》
《マキンディの飛空士/Makindi Aeronaut(OGW)》
《面晶体の這行器/Hedron Crawler(OGW)》
《コーの鎌使い/Kor Scythemaster(OGW)》
《エルドラージの寸借者/Eldrazi Obligator(OGW)》
《ヴァラクートの捕食者/Valakut Predator(BFZ)》
《アーファの守護者/Affa Protector(OGW)》
《攻性エルドラージ/Eldrazi Aggressor(OGW)》
《救援隊長/Relief Captain(OGW)》
《グリフィンの急使/Courier Griffin(BFZ)》
《落とし子縛りの魔道士/Spawnbinder Mage(OGW)》
《好戦的な鞭尾/Belligerent Whiptail(BFZ)》
《タズリ将軍/General Tazri(OGW)》
《ゴブリンの闇住まい/Goblin Dark-Dwellers(OGW)》
《探検の猛禽/Expedition Raptor(OGW)》
《コーの絡め捕り/Kor Entanglers(BFZ)》
= 7 Spells
《多勢/Outnumber(BFZ)》
《力強い跳躍/Mighty Leap(OGW)》
《食い荒らす炎/Devour in Flames(OGW)》
《真っ逆さま/Sheer Drop(BFZ)》
《敵対/Turn Against(BFZ)》
《巨岩投下/Boulder Salvo(OGW)》
= 17 Lands
7*《平地》 8*《山》 1*《荒地》
《砂岩の橋/Sandstone Bridge(BFZ)》
23枚め以降のカード:
《現実を砕くもの/Reality Smasher(OGW)》
《鼓舞する突撃/Inspired Charge(BFZ)》
《凶暴な力/Brute Strength(OGW)》
《コジレックの大口/Maw of Kozilek(OGW)》
《石鍛冶の見習い/Stoneforge Acolyte(OGW)》+《骨の鋸/Bone Saw(OGW)》パッケージ
青赤でテンポ組むより、どう考えても白赤で同盟者アグロ組んだほうが断然強かった。
《現実を砕くもの/Reality Smasher(OGW)》が入らなくても十二分なパワーを感じる。並べたのを見るだけで、勝ちの図がきちんと思い浮かぶような生物の層の厚さだ。
画像では《コジレックの大口/Maw of Kozilek(OGW)》になってるけどマナカーブと支援の関係的に1マナ落とした《攻性エルドラージ/Eldrazi Aggressor(OGW)》の方が良さそうに見える。
タッパーと《ゴブリンの闇住まい/Goblin Dark-Dwellers(OGW)》いるから《真っ逆さま/Sheer Drop(BFZ)》入れてるけど、勝利へ直進できる《鼓舞する突撃/Inspired Charge(BFZ)》のほうがいいかも。
つづいて白青。
WU Ally Tempo Aggro
= 17 Creatures
《石鍛冶の見習い/Stoneforge Acolyte(OGW)》
《マキンディの飛空士/Makindi Aeronaut(OGW)》
《ウマーラの絡め捕り/Umara Entangler(OGW)》
《面晶体の這行器/Hedron Crawler(OGW)》
《コーの鎌使い/Kor Scythemaster(OGW)》
《耕作ドローン/Cultivator Drone(OGW)》
《アーファの守護者/Affa Protector(OGW)》
《水底の潜入者/Benthic Infiltrator(BFZ)》
《救援隊長/Relief Captain(OGW)》
《グリフィンの急使/Courier Griffin(BFZ)》
2*《重力に逆らうもの/Gravity Negator(OGW)》
《落とし子縛りの魔道士/Spawnbinder Mage(OGW)》
《現実を砕くもの/Reality Smasher(OGW)》
《タズリ将軍/General Tazri(OGW)》
《探検の猛禽/Expedition Raptor(OGW)》
《コーの絡め捕り/Kor Entanglers(BFZ)》
= 6 Spells
《骨の鋸/Bone Saw(OGW)》
《氷の猛進/Rush of Ice(BFZ)》
《掃き飛ばし/Sweep Away(OGW)》
《呪文萎れ/Spell Shrivel(BFZ)》
《真っ逆さま/Sheer Drop(BFZ)》
《イオナの祝福/Iona's Blessing(OGW)》
= 17 Lands
8*《島》 7*《平地》 1*《荒地》
《砂岩の橋/Sandstone Bridge(BFZ)》
23枚め以降のカード:
《城砦化した塁壁/Fortified Rampart(BFZ)》
《鼓舞する突撃/Inspired Charge(BFZ)》
《力強い跳躍/Mighty Leap(OGW)》
これは白赤と比べるとプレイアブルギリギリかな……。
マナカーブがもっさりしすぎているのと、《水底の潜入者/Benthic Infiltrator(BFZ)》のような合わないカードが入っているのがマイナス点。
《現実を砕くもの/Reality Smasher(OGW)》を出しやすいのだけが唯一の優位性と言える。
回避能力持ちが多いので、《骨の鋸/Bone Saw(OGW)》と《イオナの祝福/Iona's Blessing(OGW)》を実験的に投入しているのだが、これまた素直に《鼓舞する突撃/Inspired Charge(BFZ)》でいいかも。
個人的な構築の反省点はこんな感じ。
これだけのことを書くのにずいぶん時間がかかってしまったな……(ただいまプレリから約二ヶ月後)
ともかくBFZブロックのプレリもこれで遊び納め。
ランプとテンポが両立したユニークな環境だった。
ではでは、
次回のイニストラードを覆う影プレリ(4月3-4日)でまたお会いしましょー。
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