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TCGデザイン論に関するブログ

【MTG】ギルド門侵犯/GTC プレリリースパーティ 構築編

 

 
前回はGTCリミテッドの第一印象と個別カードの雑感を触れた。
今回は実際にプレリで開けたカードプールと構築の記録。
 
 
 
GTC×5パック、ディミーアギルドパック×1開封。
自分のプレリでのカードプールがこちら。
例によって記事中の画像はMTG公式サイトより、カード辞書はいつも通りまじっ九引どっとこむさんより。ありがとうございます。
 

 

 

 

 

 

《雲ヒレの猛禽/Cloudfin Raptor(GTC)》

《大都市のスプライト/Metropolis Sprite(GTC)》

《賢者街の住人/Sage's Row Denizen(GTC)》

《鍵達人のならず者/Keymaster Rogue(GTC)》

《束縛の手/Hands of Binding(GTC)》         除去

《最後の思考/Last Thoughts(GTC)》

 

 

 

《薨の徘徊者/Mortus Strider(GTC)》

《破壊的な逸脱者/Consuming Aberration(GTC)》 Guild Promo

《被害妄想/Paranoid Delusions(GTC)》
《囁く狂気/Whispering Madness(GTC)》        R 

《ディミーアの魔除け/Dimir Charm(GTC)》      除去

《心理的打撃/Psychic Strike(GTC)》

 

《死教団のならず者/Deathcult Rogue(GTC)》
 

《ディミーアの魔鍵/Dimir Keyrune(GTC)》
2*《ディミーアのギルド門/Dimir Guildgate(GTC)》(1枚Foil

 

 

 

 

《門道の影/Gateway Shade(GTC)》

2*《石板通りの悪漢/Slate Street Ruffian(GTC)》

2*《欄干のスパイ/Balustrade Spy(GTC)》

《ディミーア家の恐怖/Horror of the Dim(GTC)》

《陰鬱の始源体/Sepulchral Primordial(GTC)》       R

《真夜中の復活/Midnight Recovery(GTC)》

《肉貪り/Devour Flesh(GTC)》              除去

3*《忌まわしい光景/Grisly Spectacle(GTC)》        除去

《殺意の凝視/Killing Gaze(GTC)》             除去
3*《集団疾病/Illness in the Ranks(GTC)》

《死の接近/Death's Approach(GTC)》           除去

3*《汚染された地/Contaminated Ground(GTC)》 

 



《ヴィズコーパのギルド魔道士/Vizkopa Guildmage(GTC)》
《オルゾフの魔除け/Orzhov Charm(GTC)》         除去
《千叩き/One Thousand Lashes(GTC)》           除去

 

 

 

《宮廷通りの住人/Court Street Denizen(GTC)》

2*《ザリーチ虎/Zarichi Tiger(GTC)》

《航行隊の猛士/Nav Squad Commandos(GTC)》
《都邑の庇護者/Urbis Protector(GTC)》 

《騎士の見張り/Knight Watch(GTC)》
2*《強打/Smite(GTC)》            除去

《守られた道/Shielded Passage(GTC)》

 

 

《空騎士の軍団兵/Skyknight Legionnaire(GTC)》

《軍部の栄光/Martial Glory(GTC)》
《破壊的一撃/Shattering Blow(GTC)》 

《ボロスのギルド門/Boros Guildgate(GTC)》

 

 

 

2*《鋳造所通りの住人/Foundry Street Denizen(GTC)》

《爆弾部隊/Bomber Corps(GTC)》

2*《はた迷惑なゴブリン/Hellraiser Goblin(GTC)》

《くすぶり獣/Ember Beast(GTC)》
《焦土歩き/Scorchwalker(GTC)》
《ヘルカイトの暴君/Hellkite Tyrant(GTC)》     MR 

《強盗/Mugging(GTC)》               除去
《構造崩壊/Structural Collapse(GTC)》
《大規模な奇襲/Massive Raid(GTC)》        除去
《向こう見ずな技術/Madcap Skills(GTC)》 

 

 

 

《地上の突撃/Ground Assault(GTC)》         除去

《グルールの憤怒獣/Gruul Ragebeast(GTC)》    R

《グルールのギルド門/Gruul Guildgate(GTC)》

 

 

 

 

2*《殺戮角/Slaughterhorn(GTC)》

《腐食スカラベ/Rust Scarab(GTC)》       ファッティ

《森林の始源体/Sylvan Primordial(GTC)》     R

《静寂なる想起/Serene Remembrance(GTC)》
2*《野生林の再誕/Wildwood Rebirth(GTC)》
2*《捕食者の関係/Predator's Rapport(GTC)》
《強制順応/Forced Adaptation(GTC)》
《最上位権限/Alpha Authority(GTC)》



 

《神出鬼没の混成体/Elusive Krasis(GTC)》
《生体変化/Bioshift(GTC)》

《生体材料の突然変異/Biomass Mutation(GTC)》   R
シミックのギルド門/Simic Guildgate(GTC)》

 

 

無色
《予言のプリズム/Prophetic Prism(GTC)》
2*《暴動用具/Riot Gear(GTC)》 

 
 
 

 

 

 レアは

《囁く狂気/Whispering Madness(GTC)》、
《陰鬱の始源体/Sepulchral Primordial(GTC)》
《ヘルカイトの暴君/Hellkite Tyrant(GTC)》、
《グルールの憤怒獣/Gruul Ragebeast(GTC)》、
《森林の始源体/Sylvan Primordial(GTC)》、
《生体材料の突然変異/Biomass Mutation(GTC)》、

 そしてプロモの《破壊的な逸脱者/Consuming Aberration(GTC)》だ。

( ちなみに《陰鬱の始源体》はギルドパックから出てきたレア)

 

 

 

開封カードをざっと色別に分け、ディミーアカラーからチェックしていくと、《集団疾病/Illness in the Ranks(GTC)》が3枚集まってたことにまず笑った。
 
 
集団疾病
 
 
ナメてんのか。
しかしおなじ束のなかに《忌まわしい光景/Grisly Spectacle(GTC)》も3枚集まっていて、これはイイ感じ。
 
 
 
 
 
青黒の束からぜひデッキに入れたいレベルのカード&デッキに入れてもよいレベルのカードをピックしていく。青黒二色で組めるならそれに越したことはない。
 
しかし今回は引き出してみると、スペルは文句なしに揃ってるが生物の質量がかなりギリギリ。青黒すべて含めてクリーチャーが14枚。
 
そこに《石板通りの悪漢》2枚や《ディミーア家の恐怖》みたいなあまりデッキに入れたくないカードだったり、生物が多くないとつらい《鍵達人のならず者》みたいなカードだったりがあるため、戦力としてカウントできるのは実質10枚前後にまで落ちる。
 
 
ディミーア家の恐怖
 
 
10枚はさすがにつらい…。
 
 
タッチするならオルゾフの白かシミックの緑ということになるわけで、お次は二つの束に手を伸ばす。
白は《百叩き》や 2枚の《強打》と除去は優秀なもののいちばん補強したい生物のラインナップに欠ける。《ギルド魔道士》も《宮廷通りの住人》も平地2~3枚のタッチではおいしくない。
この時点で自分は《ザリーチ虎》や《航行隊の猛士》を投入レベルだと考えていなかったため、タッチ白しても入る生物はけっきょく《騎士の見張り》のみという心細い結果に。
 
 
 騎士の見張り
 
 
 
いっぽうの緑は2枚の《殺戮角》、デカい4/5《腐食スカラベ》に金色には《神出鬼没の混成体》で生物補強には充実したラインナップ。スペルはからっきしだがそっちは青黒だけで十分足りている。となるとタッチするならば緑でおk。
 
いちおう門やマナアーティファクトによる5色プランもチェックする。《強盗》《グルールの憤怒獣》《地上の突撃》といった赤絡みの高級カードが入る。
 
 グルールの憤怒獣
 
でも3枚の《忌まわしい光景》の安定性を捨てるほどではないだろう。というわけで多色プランは早々に切り捨て青黒+緑で構築プールを絞る。
 
最初に青黒純正二色のディミーアで枚数を見てみる。スペルは魅力的で取捨選択に迷うが、生物の枚数がほんとうに心苦しい。
 

 

- - -12 Creatures - - -

 

2*《石板通りの悪漢/Slate Street Ruffian(GTC)》

2*《欄干のスパイ/Balustrade Spy(GTC)》

《陰鬱の始源体/Sepulchral Primordial(GTC)》

《死教団のならず者/Deathcult Rogue(GTC)》

《薨の徘徊者/Mortus Strider(GTC)》

《破壊的な逸脱者/Consuming Aberration(GTC)》

《雲ヒレの猛禽/Cloudfin Raptor(GTC)》

《大都市のスプライト/Metropolis Sprite(GTC)》

《賢者街の住人/Sage's Row Denizen(GTC)》

《鍵達人のならず者/Keymaster Rogue(GTC)》

 

 

- - -10 Spells - - -

 

《束縛の手/Hands of Binding(GTC)》

《最後の思考/Last Thoughts(GTC)》

《ディミーアの魔除け/Dimir Charm(GTC)》

《真夜中の復活/Midnight Recovery(GTC)》

《殺意の凝視/Killing Gaze(GTC)》

3*《忌まわしい光景/Grisly Spectacle(GTC)》

《生体材料の突然変異/Biomass Mutation(GTC)》

《ディミーアの魔鍵/Dimir Keyrune(GTC)》

 


- - -18 Lands - - -

 

2*《ディミーアのギルド門/Dimir Guildgate(GTC)》

7*《沼/Swamp》

9*《島/Island》

 
 
最初に素組みしたのが確かこんな感じ。
この段階では 環境のスピードや暗号がどれくらいハマるのかまったくわかっていない状態で、《始原体》のために土地を多めにとっている。また以下のカードがデッキに入ってない。
 
- - -入ってないカード - - -
 
《道迷い/Totally Lost(GTC)》
《門道の影/Gateway Shade(GTC)》
《心理的打撃/Psychic Strike(GTC)》
《囁く狂気/Whispering Madness(GTC)》
 2*《暴動用具/Riot Gear(GTC)》
 
 
この時点でいちども試してない暗号カードを明らかに過大に評価していて、生物を入れずに暗号カードを全力投入という今見ても実に本末転倒な構築をやっている。《真夜中の復活》を抜いて《門道の影》にするべきだった。
《門道の影》はこのとき効果をカンチガイしていて、上のシェイド能力の存在を完全に見落としていた(門がなければパンプできない生物だと思っていた)。いまなら少なくとも《悪漢》より優先するだろう。生物12枚って、ホントバカ。
 
 
 
この時点で30分の構築時間が終わる。なんてこった、ちょっとノンビリしすぎた。1試合目をこの不完全ディミーアでプレイすることに。オーマイガッ。
 
 
半泣きの一試合目。ぐりぐり回してるうちにこの純正二色ディミーアデッキの問題点にいろいろ気づく。暗号が強いには強いけどムラッ気がありすぎることや、LO狙いとテンポビートが中途半端に混在してしまって「30点ライフ削る」みたいな状態になってることや、ていうか生物少なすぎて《鍵達人》がかわいそうだったことや……。
 
 鍵達人のならず者
 
 
 
そんないろいろがあり対戦終了、その後のラウンドも微調整を続け、最終的にはこんなデッキに落ち着いた。
青黒ディミーアt緑生物。
 

 

- - -14 Creatures - - -

 

2*《殺戮角/Slaughterhorn(GTC)》 

《腐食スカラベ/Rust Scarab(GTC)》

《神出鬼没の混成体/Elusive Krasis(GTC)》

《門道の影/Gateway Shade(GTC)》

2*《欄干のスパイ/Balustrade Spy(GTC)》

《死教団のならず者/Deathcult Rogue(GTC)》

《薨の徘徊者/Mortus Strider(GTC)》

《破壊的な逸脱者/Consuming Aberration(GTC)》

《雲ヒレの猛禽/Cloudfin Raptor(GTC)》

《大都市のスプライト/Metropolis Sprite(GTC)》

《賢者街の住人/Sage's Row Denizen(GTC)》

《鍵達人のならず者/Keymaster Rogue(GTC)》

 

 

- - -9 Spells - - -


《心理的打撃》←→《生体材料の突然変異》(先手後手で交換)

《束縛の手/Hands of Binding(GTC)》

《ディミーアの魔除け/Dimir Charm(GTC)》

《殺意の凝視/Killing Gaze(GTC)》

3*《忌まわしい光景/Grisly Spectacle(GTC)》

《予言のプリズム/Prophetic Prism(GTC)》

《ディミーアの魔鍵/Dimir Keyrune(GTC)》

 


- - -17 Lands - - -

 

2*《ディミーアのギルド門/Dimir Guildgate(GTC)》

シミックのギルド門/Simic Guildgate(GTC)》

2*《森/Forest》

6*《沼/Swamp》

6*《島/Island》

 
 
弱かった生物を緑部分で補強するというオーソドックスな改修。暗号はハマれば確かに強かったけどリスキーなのは嫌いだったのでガン抜き。
 

 入っていないカード:


《最後の思考/Last Thoughts(GTC)》

《道迷い/Totally Lost(GTC)》

《陰鬱の始源体/Sepulchral Primordial(GTC)》

《真夜中の復活/Midnight Recovery(GTC)》

2*《暴動用具/Riot Gear(GTC)》

 

 

生物はこれがめいっぱいだと思うが、 9枚目のスペル枠は今でも決めかねている。

《心理的打撃》、《道迷い》、《生体材料の突然変異》、あるいは《最後の思考》《暴動用具》のどれだろうか……。 

 

 前二つは役割は同じで、序盤のリードを長引かせるカードだ。同じ役割なら基本的に軽い《心理的打撃》でよいだろうと思う。

《生体材料の突然変異》は一回プレイして使い心地は良かったものの、回避生物を並べてマナ揃った状態でのゲームエンダーという狭い用途でしか使えないムラッ気がキツイように感じた。それならば《心理的打撃》のほうがマイルドではある、しかし《心理的打撃》には押されているゲームをひっくり返すパワーはない……。ということで先手後手でスイッチする方法に落ち着く。

《暴動用具》は使ってる人から聞いた評価が微妙な感じだったので 結局一回も試さず終わってしまった。

《陰鬱の始原体》が抜けた理由は前回の記事で書いたとおり。このデッキで7マナはきつい。

 

 

そんな感じで試行錯誤しつつ、結果は3-1-1で5位だか6位だか。

楽しいプレリでした。

また次回。