【デッキ構築型カードゲーム】 Ascension: Dreamscape 新システム「ドリーム」紹介
10月2日。
公式ホームページにて、アセンション/Ascension 9番目の拡張セットとなるDreamscape(ドリームスケープ)の特別プレビューがありました。
First Look – Ascension: Dreamscape | Ascension
John Fiorilloによる新規メカニズムの案内記事です。
ここで新たに紹介された「ドリーム/Dream」「夢生まれ/Dreamborn」「啓示点/Insight」のシステムについて、カンタンに解説します。
渦識の歩哨/Brainstorm Sentry
コスト:[3 Insight]
種別:メカーナ ドリーム ヒーロー
効果:あなたがコントロールするメカーナのコンストラクト1つにつき、+1ルーンと+1パワー。
これがDreamscapeで登場する新カードタイプ、「ドリーム」のカードです。
ドリームカードは中央デッキに加えません。
おそらくその判別のため、ドリームカードは外枠が金色になっています。
ゲーム開始時に、各プレイヤーは全ドリームカードの中からランダムに5枚を裏向きで配られます。
(前作Dawn of Championsの、セットアップ前のチャンピオンカードの配布みたいな感じ)
自分に配られたドリームカードを確認し、そのうち3枚を選んで裏向きのまま残し、選ばなかった2枚をゲームから取り除きます。
この裏向きの3枚が自分の「ドリームスケープ」になります。ゲーム中、自分のターンならいつでも、コストを支払うことで自分のドリームスケープのカードを獲得することができます。
Dreamscapeでは中央列のカードに加えて、自分のドリームスケープのカードもピックできるわけです。
ゲーム中確認できるのは自分のドリームスケープのカードだけですし、獲得できるのも自分のドリームスケープのカードだけです。
つまり、自分専用の中央列が3枠追加でもらえるというわけですね。
ピックを誰からも妨害されないので、ドリームスケープのカードは自分のデッキ構築プランに確実に組み込むことができます。
ドリームカードの獲得はルーンではなく、今回新たに導入された「啓示点/Insight」をコスト分支払うことでのみ行なえます。
ではその啓示点、いったいどうやってゲットするのかというと……
これまた今回新たに登場した新能力、「夢生まれ/Dreamborn」を持つカードを使います。
野生なるヴェルダグリス/Verdagris, the Wild
コスト:7ルーン
種別:ライフバウンド ヒーロー
効果:夢生まれ
+4ルーン。
このターン、あなたがヒーローを獲得するたび、あなたはそのカードの栄誉点☆に等しい数の啓示点を得る。
ジャーン
これが「夢生まれ/Dreamborn」カードです。
タイプ行の下に美麗な装飾で「DREAMBORN」と書いてあるのがそれです。
夢生まれは以下の特殊な能力を持ちます。
・「夢生まれ」を持つカードが中央列に配置されたとき、各プレイヤーは啓示点を1点得ます。(FATEみたいなもの)
・「夢生まれ」を持つカードを誰かが獲得したとき、そのプレイヤーは啓示点を1点得ます。
なので1枚の夢生まれで最大2点の啓示点をゲットすることができます(※ただし獲得した一人だけ)。
ルーン以外のリソースをゲットするという仕組みは4弾Rise of Vigilで登場したトレジャー/エナジーを彷彿とさせます。
(実際、上の公式紹介記事でも「啓示点はトレジャーの問題点アップデート版」という風に触れています)
ただ啓示点とエナジーの最大の違いは、啓示点はターン終了時に消滅せず、ゲーム中永続するということです。
なので1点ずつコツコツためて、大きなドリームカードを1点買いすることも可能なわけです。
たとえばこのような……
ナイリの祝福/Nairi's Blessing
コスト:10啓示点
ライフバウンド ドリーム ヴィジョン
効果:このターン、あなたが3枚以上のライフバウンド・ヒーローをプレイしていた場合、あなたはこのカードをコストを支払うことなく獲得してもよい。
+10栄誉点☆を得る。
永続:各ターン、あなたはライフバウンド・ヒーローをすでに1体プレイしたものとして扱う。
《ナイリの祝福》は、これまた新タイプ「ヴィジョン」を持つカードです。
これについては公式ホームページにもまだ説明はありませんが、
テキストを読むかぎりOngoing Trophyみたいなもんと考えておいて大ハズレはしなさそうです。要するに、
コストを支払って獲得した場合、ただちに効果を発揮した後、デッキに加えずにそのまま手元に置いて永続効果を適用しつづける…
みたいなカードなんだと思われます、多分。
下の永続効果は、カンタンにいえば常時Unite状態になるということですね。
☆10もインパクトありますが、下の効果もライフバウンド濃い目のデッキを組んでいる時はなかなか強烈です。
こんな感じで、ドリームカードはどれもアーキタイプドラフト(所属固め取り)を推奨する効果持ちになっています。
初期配牌の5枚からどの3枚をドリームスケープに残すか、かなり悩ましい選択になりそうです。
でもたぶん同じ所属のカードを残してドリームスケープでもアーキタイプ特化させとくのがベターかなという感じはしますね。
Kickstarterでは、こんなカードも特別にプレビューされてました。
縛りなき密使/Unbound Emissary
コスト:15ルーン
種別:エンライテンド ヒーロー
効果:夢生まれ
このカードの獲得に際し、あなたの啓示点をルーンであるかのように支払ってもよい。
中央列またはあなたのドリームスケープにあるカードを好きな枚数、コストを支払わずに獲得または撃退する。
超ド派手……ザ・ロマン砲ですね。
コイツ自体が夢生まれなので、実質コストは14とも考えられます。
これが現実的なコストかどうかは、中央デッキに含まれる夢生まれの比率次第ですね。
そんなわけで続報があればまたこのブログで紹介する予定です。
上の公式HPのプレビュー記事も中身が面白かったんで翻訳しようかなと思います。
(twitterで大まかな部分は翻訳しましたが)
「なぜドリーム/啓示点はこんなデザインになったのか」というデザイナーズノート的な内容になってます。
なので、まて続報です。