【デッキ構築型カードゲーム】Ascension: Dawn of Champions カードリスト日本語訳(完全版)
2015年4月15日にアセンションの最新拡張セット『Dawn of Champions』が発売されました。
でも、正式なカードリストがどこにもない!
仕方ないので、twitterやショップサイトなどから断片的に拾えた情報をこの記事にまとめていこうと思います。情報は適時更新していきます。
※ 2015/04/26; 完全版カードリストに更新しました。
※ 2015/07/25; アプリ版対応に合わせて、一部カードの簡単な使用感も追記しました。
※ ヴォイドの《Morbid Hammer》の封入枚数 の情報だけキレイサッパリ抜け落ちています。だれか情報をお持ちでしたらコメントしてもらえるとたすかります。
⇒2015/07/25; 封入枚数は2枚でした。コメントいただいたダルさんに感謝。
このセットの特徴
新しいカードタイプとしてチャンピオンが、新キーワード行動としてRally(結集)が追加。チャンピオンは後ろのほうで詳しく解説しているのでそちらを参照のこと。
Rallyはキーワード行動で、Rally:【所属】の形式で記されています。
ルーリングは以下のような感じ。
Rally:【所属】(直後に中央列に配置されるカードが【所属】であれば、追加でそのカードをコストを支払わずに獲得または撃退してもよい。)
モンスターを撃退した報酬でRallyしたり、中央列のカードを獲得や撃退したときにヒーローの効果で追加ボーナス的にRallyしたりするようです。
(公式FBより)
たとえば、画像左のカード《Manical Crusher》のテキストはこんな風になってます。
+2パワー。
このターン、次にあなたが中央列のモンスターを撃退したとき、結集:ヴォイドを行う。(直後に中央列に配置されるカードがヴォイドであれば、コストを支払わずにそのカードを追加で獲得または撃退する。)
所属の固め取りを促進するシステム……かとおもいきや、Rallyできるかどうかは完全に運次第、プレイヤーが介入できる余地がないです。
単に坊主めくり度UPのみ。
まあ、たとえばこれによってライフバウンドが2枚手に入ったからライフバウンドに行こう、ということはあるかもしれないです。中途の構築を容易にするのではなく構築の起点を与えるシステムなのかも。
さて、Rallyの注釈文をよく見た人のなかには、
「え? "ヴォイドのカードを獲得または撃退"ってどういうこと? ヴォイドのカードを撃退??」
と思ったかたもいるかもしれません。
そう、Dawn of Championsではなんと、「エンライテンドのモンスター」「メカーナのモンスター」のように所属を持ったモンスターが登場しているのです……
(公式FBより)
今弾DoCでは全部で10種類のモンスターがいますが、そのうち8種類が所属持ち(各所属に2種類ずつ)になっています。
なので「モンスターの中には所属持ちモンスター も いる」というのではなく、出てくるモンスターは基本的に所属持ちです。
なお、前弾でおなじみ複数所属/Multi-Function(多色)カードはDoCでも続投です。
ただ前弾であった変身カードやMulti-Uniteはナシ。
Multi-Uniteは数値の再計算がメンドいので没ってもしょうがないかなという感じだけど、変身カードは所属構築の誘導として優秀だったので未登場はけっこう残念に思いました。
あと、今弾では
・《徒弟》と《民兵》のような初期デッキのカードのフレームが白枠に
・《秘術師》《重装歩兵》《狂信者》のような固定サプライのフレームは銀枠に
・それ以外は黒枠に
なっているそうです。ゲーム開始時&終了時のコンポーネント整理が楽になるナイスな仕様変更ですね。
Same old starting cards, sigh. I miss different art for each set :( #AscensionUnboxing @StoneBladeEnt pic.twitter.com/aU22xpS8hl
— Uplift Ghost Dad (@UpliftAndrew) April 17, 2015
(ちなみに引用元の人は「(ヽ´ω`)ハァ…スタートカード同じイラストかよ…違うやつ見たかったよ…」と言っている)
和訳カードリスト(完全版)
カードの情報は公式フェイスブック、ショップサイト、海外プレイヤーのTwitterやYoutube、それからコメント欄でURLをいただいたImgurから集めました。
(情報をくださった方、コメントいただいたダルさん、ほんとうにありがとうございます)
リスト中に出てくるカード画像はフェイスブックからの引用であり、キャプチャ画像はすべてYou tubeのBoard Game Brawlさんからのものであることを明記しておきます。
- 名前の横に[ ]がありますが、その中の数値が獲得に必要なコストです。
モンスターなら撃退に必要なパワーコスト。 - 名前は私がつけた仮訳です。
- ☆の横の数値が栄誉点。
- 末尾の * は1セットに封入されている枚数です。
エンライテンド
厳格な賢者/Austere Sage [4]
ヒーロー ― エンライテンド
カードを1枚引く。
中央列のカードを1枚選んで破棄する。その後、結集:エンライテンドを行う。(直後に中央列に配置されるカードがエンライテンドであれば、コストを支払わずにそれを追加で獲得または撃退する。)
☆2
*2枚
昔日の予見者/Seer of Days Past [4]
ヒーロー ― エンライテンド
このカードを獲得したとき、結集:エンライテンドを行う。
カードを1枚引く。あなたの名声が8以上であれば、追加でカードを1枚引く。
☆3
*3枚
- 「このカードを獲得したとき、自分と同じ所属に対する結集を行う」カードは、各所属にそれぞれ存在するサイクルになっています。
- 名声はチャンピオンカードで使われる数字です。下で詳述。
夜明けのアスカラ/Daybreak Askara [5]
ヒーロー ― エンライテンド
このターン場に出したヒーロー1体の効果をコピーする。そのカードがエンライテンドであれば、追加でもう1回コピーする。この効果はコピーできない。
☆3
*1枚
- 今弾のパッケージになってるカードですね。コピー集団アスカラ団の大ボスらしい能力です。
- 単純にチャンピオンヒーローをコピーするだけで強いのと、エンライテンドに使われると鬼のようにハメ強いので、エンライテンドやってなくても優先して取りにいった方がいいです。
清廉なる修行僧/Serene Ascetic [6]
ヒーロー ― エンライテンド
このカードを獲得したとき、このカードをあなたのデッキの一番上に置いてもよい。
カードを2枚引く。
☆4
*2枚
光の剣、スーリャ/Surya, Light's Sword [8]
ヒーロー ― エンライテンド
コストを支払わずに、中央列のモンスター1体を撃退する。そのモンスターのコストが7以上であれば、追加の1ターンを得る。
☆6
*1枚
- DoC単環境だと、いつまでも盤面に居座りつづける《悪魔王ゼノン》(9コストモンスター)をコイツがブッ倒して追加ターンを得たプレイヤーの勝ち、というパターンがよくあります。
DoCは中央列のカードを破棄させる効果が少ないので、重コストモンスターがかなり居座りやすいです。
再生のマントラ/Mantra of Renewal [1]
コンストラクト ― エンライテンド
1ターンに1度、あなたがこのターンにエンライテンドを2枚以上場に出していた場合、カードを1枚引く。(このカードもそのうちの1枚に含まれる。)
☆1
*2枚
- 「1ターンに1度、【所属】のカードを2枚以上場に出していればボーナスを得る」 2枚入りの1コストコンストラクトは、各所属サイクルになっています。
- 詳細は後述しますが、エンライテンドをやってなくても取ったほうがいいことが多いです。
ただし序盤に取るのではなくて、チャンピオンヒーローを獲得しおえた中盤あたりに隙を見て拾っていくのがいい感じ。
前兆の鐘/Premonition Bell [5]
コンストラクト ― エンライテンド
このカードを破壊することで、中央列にあるコスト[5]以下のヒーロー1体の効果をコピーしてもよい。
☆3
*1枚
ライフバウンド
群れの統率者/Pack Leader [3]
ヒーロー ― ライフバウンド
このカードを獲得したとき、結集:ライフバウンドを行う。
+2ルーン。
このターン、ルーンをパワーであるかのように支払って、ライフバウンドのモンスターを撃退してもよい。
☆1
*2枚
- 獲得時に結集を行うサイクルのライフバウンドver。
- DoC単環境だとかなり強いんですが、エキスパンションを混ぜれば混ぜるほど(ライフバウンドモンスターの総数がガクンと少なくなるので)弱くなっていきます。
オーゴの急使/Ogo Courier [4]ヒーロー ― ライフバウンド
+2ルーン。
このターン、あなたが次に中央列のヒーローを獲得したとき、結集:ライフバウンドを行う。
☆2*2枚
月衣の徒党/Moonveil Clicue [5]ヒーロー ― ライフバウンド
+2ルーン。
Unite:ターン終了時、このカードを捨て札に置く代わりに、あなたの手札に加える。
☆4*2枚
- 公式フォーラムで質問されてましたけど、ターン終了時に通常通り5枚カードを引いた後で、このカードを手札に加えるそうです。
つまり手札6枚で次のターンはスタート。
さらにコイツが2体いれば、互いをuniteしあってずーっと手札7枚でゲームを続けられます。 - なので、《夜明けのアスカラ》みたいなコピーカードと相性がいいです。
このカードを《アスカラ》でコピーした場合、ターン終了時に《アスカラ》も手札に戻ってきます。
別途コピーしたいカードが手札にくるまで、ずーっと《アスカラ》を保持しつづけることができます。
夜明けの密使/Emissary of Dawn [6]
ヒーロー ― ライフバウンド
コストを支払わずにヒーロー1体を獲得する。それの☆に等しい値の栄誉点を得る。
☆4
*2枚
ハエトリの杖/Flytrap Stuff [1]
コンストラクト ― ライフバウンド
1ターンに1度、あなたがこのターンにライフバウンドを2枚以上場に出していた場合、+☆2。(このカードもそのうちの1枚に含まれる。)
☆1
*2枚
- 2枚プレイサイクルのライフバウンドver。
星明かりの神域/Starlight Sanctum [8]コンストラクト ― ライフバウンド
1ターンに1度、+2ルーン。
1ターンに1度、あなたが中央列のヒーローを獲得したとき、あなたはそのヒーロー以下のコストを持つヒーローを1枚、コストを支払わずに獲得してもよい。
☆6
*1枚
メカーナ
オーバーホールの僧侶/Overhaul Cleric [3]
ヒーロー ― メカーナ
このカードを獲得したとき、結集:メカーナを行う。
+2ルーン。
あなたが2つ以上のこのカードをコントロールしている場合、追加で+1ルーン。
☆1
*2枚
- 個人的に、DoCの3コストの中で一番強いと思うカード。
採掘者の斥候/Prospector Scout [4]
ヒーロー ― メカーナ
+2ルーン。
このターン、あなたが次に中央列のコンストラクトを獲得する場合、結集:メカーナを行う。
☆2
*2枚
熟達の建造者、アダム/Adam, Builder Adept [7]ヒーロー ― メカーナ
このカードを獲得したとき、中央列にあるコンストラクト1枚を、コストを支払わずに獲得してもよい。
+4ルーン。
☆5
*1枚
火花虫/Spark Bug [1]
コンストラクト ― メカーナ
1ターンに1度、あなたがこのターンにメカーナを2枚以上場に出していた場合、+2ルーン。(このカードもそのうちの1枚に含まれる。)
☆1
*2枚
ノームの修繕機/Gnome Repairbot [4]
コンストラクト ― メカーナ
1ターンに1度、あなたのにあるメカーナ・コンストラクト1枚を選び、あなたのデッキの一番上に置いてもよい。
☆3
*2枚
改装の門/Convation Port [7]
コンストラクト ― メカーナ
あなたはすべてのコンストラクトを、それがすべての所属であるかのように扱ってよい。
☆7
*1枚
- 今回のクソ強コンストラクトです。
なぜ強いかというと、これが出ているとコンストラクトは全ての結集に対応するようになるのです。
ヴォイドの結集でライフバウンドのコンストラクトを拾い、それによってメカーナのチャンピオンの結集が誘発する……
みたいな状況が、盤面によっては延々と連鎖したりします。
プラズマ砲/Plasma Canon [8]
コンストラクト ― メカーナ
1ターンに1度、あなたが4つ以上のメカーナ・コンストラクトをコントロールしている場合、コストを支払わずに中央列にあるカードを獲得または撃退してもよい。
☆8
*1枚
- DoC単だと「メカーナコンストラクト4つ」の条件は相当キビシイです。
8ルーンあっても、上の《改装の門》をピックしたほうがいいことが多いです。
ヴォイド
臆せぬ斥候/Undaunted Scout [3]
ヒーロー ― ヴォイド
このカードを獲得したとき、結集:ヴォイドを行う。
+2パワー。
☆2
*2枚
偏執的な破壊者/Maniacal Crusher [4]ヒーロー ― ヴォイド
+2パワー。
このターン、あなたが次に中央列のモンスターを撃退したとき、結集:ヴォイドを行う。
☆3
*1枚
裂空門の呪い師/Riftgate Conjuer [5]ヒーロー ― ヴォイド
+3パワー。
このターン、あなたが次にヴォイド・モンスターを撃退したとき、その報酬を追加でもう一度得る。
☆2
*2枚
影の密約品/Shade's Bergen [1]コンストラクト ― ヴォイド
1ターンに1度、あなたがこのターンにヴォイドを2枚以上場に出していた場合、+2ルーン。(このカードもそのうちの1枚に含まれる。)
☆1*2枚
陰鬱な鎚/Morbid Hummer [4]
コンストラクト ― ヴォイド
1ターンに1度、+1パワー。
このカードを場に出したとき、あなたの手札または捨て札のカードを1枚選び、破棄してもよい。
☆3*2枚
エムリの突剣/Emri's String [6]コンストラクト ― ヴォイド
1ターンに1度、+2パワー。
このカードを場に出したとき、あなたの手札または捨て札のカードを1枚選び、破棄してもよい。
☆3*1枚
多色
- 全4所属×2色の組み合わせ=合計6種類の多色パターンがあります。
- 各組み合わせにつき2種類のカードが与えられています。
- メカーナ絡みの多色はすべて、ヒーロー1種類、コンストラクト1種類のカードプールになっています。
根占い/Rootscryer [2]
ヒーロー ― エンライテンド/ライフバウンド
あなたの山札の一番上のカードを公開し、あなたの手札に加える。それがエンライテンドまたはライフバウンドであれば、+☆3。
☆1
*4枚
梢の聖域/Canopy Sanctuary [7]コンストラクト ― エンライテンド/ライフバウンド
1ターンに1度、あなたの山札の一番上のカードを公開し、あなたの手札に加える。それがエンライテンドまたはライフバウンドであれば、+☆3。
☆3
*1枚
迷える魂の導き手/Guide of Lost Souls [3]
ヒーロー ― エンライテンド/ヴォイド
あなたの手札または捨て札のカードを1枚選び、破棄してもよい。そうした場合、秘術師か重装兵1枚を、破棄したカードがあった場所に加える。
☆1
*3枚
裂空ドレイクの騎兵/Riftdrake Rider [6]
ヒーロー ― エンライテンド/ヴォイド
カードを2枚引く。
あなたの手札や捨て札のカードを2枚まで選び、破棄してもよい。
☆4
*1枚
波濤の保護官/Surge Protector [5]
ヒーロー ― エンライテンド/メカーナ
以下から1つを選ぶ。
・コスト[5]以下のコンストラクトを1枚、コストを支払わずに獲得する。
・コスト5以下のモンスターを1体、コストを支払わずに撃退する。
☆3
*2枚
- 使ってみた感じ、あんまり強くないカードという印象。
他に高コストカードの選択肢がない場合、名声を稼ぐためにしぶしぶピックするような感じかな。 - DoC単環境だと、コスト5以下のコンストラクトもモンスターも中央列にいないことが多いです。
図書館の使い魔/Library Familiar [6]
コンストラクト ― エンライテンド/メカーナ
1ターンに1度、あなたがエンライテンド・コンストラクトまたはメカーナ・コンストラクトを場に出したとき(このカードも含まれる)、カードを1枚引く。
☆6
*2枚
ワイルドギアの種蒔き/Wildgear Sower [4]
ヒーロー ― ライフバウンド/メカーナ
+2ルーン。
あなたがコントロールするコンストラクトが持つ所属1種類につき、+☆1。(所属とはエンライテンド、ライフバウンド、メカーナ、ヴォイドである。)
☆2
*2枚
起源のカプセル/Genesis Capsule [5]コンストラクト ―ライフバウンド/メカーナ
1ターンに1度、あなたがライフバウンド・ヒーローまたはメカーナ・コンストラクトを獲得するとき、それをあなたの山札の一番上に置いてもよい。
☆5
*2枚
霊魂の牧羊者/Shepherd of the Lost [3]
ヒーロー ― ライフバウンド/ヴォイド
+2ルーン。
このカードがあなたの手札または捨て札から破棄されたとき、+☆5。
☆1
*3枚
再誕の詩神/Muse of Rebirth [4]ヒーロー ― ライフバウンド/ヴォイド
+2ルーン。
あなたの手札または捨て札のカードを1枚選び、破棄してもよい。
☆2
*2枚
時計仕掛けの歩哨/Clockwork Sentry [2]
ヒーロー ― メカーナ/ヴォイド
+2パワー。
あなたが2つ以上のコンストラクトをコントロールしている場合、追加で+2パワー。
☆1
*3枚
- これが2コストでいいのかっていうくらい尋常じゃない強さです。
メカーナ/ヴォイド以外でもピックした方がいいです。
裂空見張りの砲塔/Riftwatch Turret [4]コンストラクト ― メカーナ/ヴォイド
1ターンに1度、+1パワー。
1ターンに1度、あなたがメカーナ・コンストラクトを場に出したとき(このカードも含まれる)、+1パワー。
☆4
*2枚
- 組み合わせによっては合計枚数が4枚だったり5枚だったりします。
組み合わせによってよくわかんない不均衡があるみたいです。平等ではない!
モンスター
- 上述したように、今弾ではモンスターは10種類(+プロモ1種類)存在しますが、そのうち8種類が所属持ちモンスターになってます。
- 所属持ちモンスターは各所属につき2種類ずつ、軽いザコモンスターと重めの中級モンスターがそれぞれ存在しています。
- で、軽い方のザコモンスターは4種類とも、自身の所属に対する結集を持つサイクルになっています。
大食なるアラニクス/Aranyx, the Glutton [7]モンスター
報酬:+☆4。+7パワー。
結集:モンスター(このカードを撃退した際、直後に中央列に配置されるカードがモンスターであれば、追加でそのモンスターをコストを支払わずに撃退してもよい。)
*1枚
- 今弾の逆転要因モンスター。
7パワーある場合、実質ノーコストで撃退して栄誉4点とモンスターめくりにトライできます。
中央列に出てくるとヒヤヒヤするカード筆頭です。
惡魔王、ゼノン/Xenon, Lord of Deofol [9]トロフィー・モンスター
報酬:+☆6。
永続戦利品:あなたは中央列にあるヒーローを、その[ルーンコスト]に等しいパワーを支払うことで撃退してもよい。そうした場合、そのヒーローの☆に等しい栄誉点を得て、そのヒーローの効果をコピーする。
*1枚
- ボスキャラ。ヒーローを撃退する魔王役に変身できるすさまじいトロフィー持ちのカード。これ、いいデザインですよね。ちょうど拡張1のサマエルの鏡像になってる。
- "Deofol"はラテン語のDiabolusを語源とすることばだそうです。Old Saxon(1200年ごろまで使われてた低地ドイツ語)でいう"Diuval"と同源のことばだってweblioが言ってた。
堕落した賢者/Corrupted Sage [3]モンスター ― エンライテンド
報酬:+2☆。カードを1枚引く。
結集:エンライテンド(直後に中央列に配置されるカードがエンライテンドであれば、コストを支払わずに追加でそのカードを獲得または撃退してもよい。)
*4枚
- 報酬で結集を行うサイクルのエンライテンドver.です。
裏切り者の僧兵/Betrayed Templar [6]モンスター ― エンライテンド
報酬:+5☆。コスト5以下のモンスターを1枚、コストを支払わずに撃退してもよい。
*2枚
棘突きの突進者/Thorned Charger [4]
モンスター ― ライフバウンド
報酬:+☆3。あなたの捨て札にあるヒーローを1枚選び、あなたの山札の一番上に置いてもよい。
結集:ライフバウンド
*4枚
- 報酬結集サイクル、ライフバウンドverです。
偽りの神の教団/Cult of the False Circle [5]
モンスター ― ライフバウンド
報酬:+☆5。あなたはコスト[5]以下のヒーローを1枚、コストを支払わずに獲得してもよい。
*2枚
排斥された原型/Rejected Prototype [4]モンスター ― メカーナ
報酬:+☆3。このターン、あなたが次にコンストラクトを獲得するコストは[3]少なくなる。
結集:メカーナ
*4枚
- 今弾のまっさきにぶっ殺しておくべきモンスター筆頭。
栄誉3点+コンストラクト3点軽減は、実質6点近い得点差を生みます。
こいつが結集して二連続で倒されると、まず勝ち目がなくなります。
排尽の潜むもの/Exhaust Lurker [5]モンスター ― メカーナ
報酬:+☆5。
あなたがコントロールするコンストラクト1つにつき、各対戦相手は自身がコントロールするコンストラクトを1つ選んで破壊する。
*2枚
命拾い/Deathfinder [3]
モンスター ― ヴォイド
報酬:+☆2。あなたの手札または捨て札にあるカードを1枚選び、破棄してもよい。
結集:ヴォイド
*4枚
野生の裂空ドレイク/Wild Riftdrake [5]
モンスター ― ヴォイド
報酬:+☆4。あなたの手札または捨て札にあるカードを2枚まで選び、破棄してもよい。
*2枚
闇の詩神、リース/Rys, Dark Muse [8]トロフィー・モンスター
このカードが中央列にいる限り、すべてのヒーローとコンストラクトは自身の所属への結集を持つ。(それらを獲得した際、直後に中央列に配置されるカードが同じ所属であれば、コストを支払わずに追加でそのカードを獲得または撃退してもよい。)
報酬:+☆6。
永続戦利品:あなたのターンの間、すべてのヒーローとコンストラクトは自身の所属への結集を持ち、すべてのモンスターは結集:モンスターを持つ。
*1枚
- 今弾のプロモだそうです。
チャンピオンカード
今弾で登場。セットタイトルにもなっている目玉システム。
- チャンピオンはデッキに入らない大判カードと、その大判カードに付属する通常サイズのカードの2つで1セットです。
チャンピオンごとの条件によって「名声カウンター」という新しいカウンターをプレイヤーが獲得し、所定の個数たまったらそのチャンピオンに付属する通常サイズのヒーローをゲーム外から直接獲得できます。
- 各所属にそれぞれ1体ずつ、合計4種類存在し、どれか1つを選んだ状態でゲームを開始です。そのチャンピオンになりきって遊べます。
-
プラス記号+数字+テキストの組み合わせがめちゃくちゃMTGのプレインズウォーカーっぽく見えるんですが、ゲームでの挙動はPWとはけっこう似てるようで違います。どっちかというと誘発型能力をアイコンを使って記述しているような感じです。
- 各大判カードに効果は4つあるのですが、(ほぼ)すべて共通です。
・あなたが【このカードと同じ所属】のカードを獲得するたび、このカードに名声カウンターを1個置く。
・1ターンに1度、[2]ルーンを支払うことで、このカードに名声カウンターを1個置く。
- 所属カードの固め取り、または余った2ルーンを注ぎ込む、この二つの条件によって、チャンピオンの上に名声カウンターを載せていきます。
で、チャンピオンの名声カウンターが特定の数だけたまると、次の効果を得ることができます。
・このカードの名声カウンターが3個になったとき、《付属カード》を獲得する。
・このカードの名声カウンターが8個以上ある限り、あなたが中央列の【このカードと同じ所属】のカードを獲得または撃退するたび、結集:【このカードと同じ所属】を行う。
- 3番めのカードを獲得する効果だけ、必要とされる個数がカードによって違うみたいです。
青のDharthaなら2個だし、緑のNairiなら3個だし、紫のSadranis/白のKorなら4個必要。 - 4番めの効果が最終奥義です。8個たまったら残りのゲーム中はずーっと継続。
結集で獲得したカードが結集持ちなら結集が連鎖していく(つまりNairiならライフバウンドが連続でめくれると全部獲得)ので、ものすごくツモるとこれだけで十枚とかカードとれちゃうかもしれないです。
-
というわけでチャンピオンもまた露骨なまでに所属特化をサポートするデザインになってます。
-
ただ、余った2ルーンに《重装兵》以外の注ぎ込み先ができたのはけっこうイイですよね。
今までは中央列に2コストカードがないとしぶしぶ《重装兵》をとるような感じでしたが、盤面やデッキによってはシナジーのノイズになるだけのコモンをあんまり取りたくないことも多かったりして……。
でも今回はチャンピオンのおかげで、そのあぶれた2コストに悪くない使い道ができました。
で、実際に獲得できるカードは以下の通り。名前の横の( )の数値は獲得に必要な名声カウンターの個数です。
(実際のカードにはコストも栄誉点も印刷されてません=どちらも0扱い)
洞察の師、ダーサ/Dhartha, Master of Sight (2)
ヒーロー ― エンライテンド
このカード、またはあなたの手札にあるカードを1枚選んで破棄する。そうした場合、《秘術師》または《重装歩兵》1枚をコストを支払わずに獲得し、あなたの手札に加える。
- エンライテンドによくある秘術師(or重装歩兵)スワップカード なんですが、コイツ自身も破棄できるのがえらいです。デッキ内で破棄したい対象がいなくなるゲーム終盤、コイツ自身をデッキから取り除けます。
- コイツだけ唯一2点の名声で獲得できるのが最大の特徴で、どんな配牌だろうと2ターン目に行われる一回目の山札リシャッフル前に獲得できます。
《重装歩兵》とかヘタな2コストカードを取るくらいなら、名声上げたほうが断然いいです。ダーサは序盤に取るほど効果の強いカードなので。
野生の女王、ナイリ/Nairi, Wild Queen (3)
ヒーロー ― ライフバウンド
+1☆。カードを1枚引く。
Unite:+1☆。カードを1枚引く。
- ナイリはuniteのために、他のチャンピオンよりさらに 所属固め取り指向が強いです。
他のチャンピオンはヒーローカードを獲得したらひとまず一息つける(ある程度パワーカードピックに流れてもよくなる)のに対し、ナイリは獲得した後もライフバウンドを優先しなければならない縛りが続きます。
鉄人、コー/Kor, the Ironmind (4)
ヒーロー ― メカーナ
+2ルーン。+2パワー。
あなたが2枚以上のコンストラクトをコントロールしている場合、カードを1枚引く。
- なんかコイツえらい強くないですか? 下のサドラニスと同じコストなんですが、こっちは5コスト相当のカードのような気がします。
メカーナがコスト重めなので、獲得/撃退のしにくさで調整されてるような感じなのかな? - 実際に使ってみた感じ、やはりメカーナの4名声は重いです。
コイツの場合、能力をフル活用しようと思うとさらにコンストラクト2枚の確保も必要なので、やっぱり見た目より一回り重たかったです。
今回のメカーナは、所属があわなくても1コストのコンストラクトをガシガシ集めていくプレイングが必要になってきます。
闇の従僕、サドラニス/Sadranis, Dark Servant (4)
ヒーロー ― ヴォイド
カードを2枚引き、その後カードを1枚捨てる。その後、あなたの捨て札にあるカードを1枚選び、破棄してもよい。
- Arbiter of Voidの上位互換みたいな効果。
- どんな状況で使っても山札の密度を濃くできる相当強い効果なんですが、その強さをあんまり実感しにくいタイプのカード。