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【MTG】ドミナリアのプレリ行ってきた二回目 またおまえかよ

ドミナリア/Dominariaのプレリリース・パーティに参加してきた。

今回は二日目、4月23日13時開始の部のレポート記事になる。

 

一回目:

 

プレリキットの内容や環境の事前印象などは前回の記事で触れたので割愛し、今回はカードプールおよび構築の記録保存としての内容が主となる。

 

 

というわけでさっそくカードプールの内容から。

以下、記事中に登場するカード画像はすべて公式カードギャラリーからの引用。

 

カードプール

当たったレアは以下:

 

 ま さ か の ラ ー ダ × 2

 

(記事タイトルの伏線回収)

 

プレリキットの6パック内でレアが2枚被るとかあっていいのけ?

プレリだけでラーダ3枚引いてるんだが???(前回

 

 

いちおうFoil枠から《森林の墓地》が光ってくれたのが不幸中の幸い。

マジで過去最悪レベルの引き運の悪さかもしれない。

一枚でまくれるボムもなく、シールドだと使いにくいトリッキーなスペルがレア枠の半分を占めている。

 

 

プロモFoilはこの2枚:

 

《先祖の刃/Forebear's Blade(DOM)》はどんなデッキでも確定で入るスロットなのでありがたいっちゃありがたい。でもカーンだったらもっと良かった

 

 

レアの引きにはかなり落胆したが、気を取り直して構築へ。以下色別のカードプール。

 

まずは白。

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各マナ域に満遍なく肉が揃っていて、メインカラーに絡めてもよいかなという内容。

フライヤーが多く勝ち気がある。平均点以上はあげても良さそうな内容。

ただし除去が1枚もないのが難である。相手のシステムやボムと対峙した時に押しきれるか怪しい。

 

つづいて青。

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《ボーラスの手中/In Bolas's Clutches(DOM)》(6マナの伝説オーラで、エンチャントされているクリーチャーを伝説にしてコントロールを奪う。写真右下)以外にまったく見るべき部分がない。

《ボーラスの手中》自体はこの環境でも最強クラスのボムであり、プールの兼ね合いのせいでコレをまっとうに使えそうもないのはゲロ吐くくらい悲しい……。

 

黒。

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これまた深刻な弾不足。

白と組んで《呪われし者、アルヴァード/Arvad the Cursed(DOM)》((3)(W)(B)で3/3の伝説クリーチャー。接死・絆魂を持ち他の味方の伝説を+2/+2するロード能力がある)を入れてデッキが成立するかどうか。

無駄に二枚も引いた《最後の別れ/Final Parting(DOM)》が悲しい。同じアンコモンでもこれが《意趣返し/Settle the Score(DOM)》だったらなぁ……。

 

 

 

赤。

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マナカーブだけは整っているものの、内容には光るものがない。中途半端なゴブリン、中途半端なウィザード、中途半端なアグロ要素など。
これまたマルチカラーの力を借りてようやく形になりそうな感じ。

 

 緑。

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かなりまともなラインナップ。

マナカーブが整っていて、クリーチャーのラインナップもいい。

4枚のキッカー生物でロングレンジのゲームも見ることができて、《フレイアリーズの歌/Song of Freyalise(DOM)》と《孤独な王、グラン/Grunn, the Lonely King(DOM)》という2枚のハイレベルなフィニッシュプランまである。

欲をいえば、低マナ生物がもう1~2枚あるとサブカラーの選択肢が増えそうではあった。

 

 

 最後に無色。

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潤沢な装備品が目につくが、デッキに入れようがないカードも同じくらい目に入る。

 

全体を見回してみるとなかなかシブイ内容に悶絶する。

除去スペルほとんど引けてないやんけ!

(ハード除去は青に《ボーラスの手中/In Bolas's Clutches(DOM)》、黒に《臓腑抜き/Eviscerate(DOM)》、赤に《シヴの火/Shivan Fire(DOM)》、この3枚だけ!)

 

相手のボムへの返し札となる除去がない以上丸いミッドレンジは組みがたく、相手のボムに付き合わずに装備品でクソビートするしかないんじゃなかろうか。

除去が入るスロットに装備品がすっぽり収まるような感じだ。 

 

 

構築

というわけで組んだデッキがこちら。

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GW Midrange

= 18 Creatures =

《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves(DOM)》
《苗木の移牧/Saproling Migration(DOM)》
《メサ・ユニコーン/Mesa Unicorn(DOM)》
《セラの信奉者/Serra Disciple(DOM)》
《シッセイの後裔、シャナ/Shanna, Sisay's Legacy(DOM)》
《ヤヴィマヤの苗飼い/Yavimaya Sapherd(DOM)》
《クローサのドルイド/Krosan Druid(DOM)》
《ペガサスの駿馬/Pegasus Courser(DOM)》
《アヴナントの罠師/D'Avenant Trapper(DOM)》
《ベイロスの大喰らい/Baloth Gorger(DOM)》
《エイヴンの歩哨/Aven Sentry(DOM)》
《騎兵呼集/Call the Cavalry(DOM)》
《アルガイヴ国家執事、ベイルド/Baird, Steward of Argive(DOM)》
《勇敢な考古学者/Daring Archaeologist(DOM)》
《マンモスグモ/Mammoth Spider(DOM)》
《セラの信奉者/Serra Disciple(DOM)》
《パーディック山の放浪者/Pardic Wanderer(DOM)》
《孤独な王、グラン/Grunn, the Lonely King(DOM)》

 

= 5 Spells =

《馬上槍/Jousting Lance(DOM)》
《世界の盾/Shield of the Realm(DOM)》
《先祖の刃/Forebear's Blade(DOM)》
《不屈の意志/Adamant Will(DOM)》
《フレイアリーズの歌/Song of Freyalise(DOM)》


= 17 Lands =
8*《平地》 8*《森》
《名誉の記念像/Memorial to Glory(DOM)》

入らなかったカード:
《ベナリアの儀仗兵/Benalish Honor Guard(DOM)》
《聖域の霊/Sanctum Spirit(DOM)》
《森の目覚め/Sylvan Awakening(DOM)》
《獣血蝋燭/Bloodtallow Candle(DOM)》
《臓腑抜き/Eviscerate(DOM)》+《呪われし者、アルヴァード/Arvad the Cursed(DOM)》+黒緑チェックランド

紫色が採用を迷うスロット。

 

このカードプールだと誰が組んでも(細部の採用に違いはあれど)十中八九このカラーリングでこういう構築になるんじゃないだろうか。

足りない除去の代わりに装備品を活かそうと思ったらクリーチャーの(特に低マナ域の)頭数がぜったいに必要で、そうなると必然的に緑白以外に選択肢がない。

青・黒・赤の生物ラインナップのなんと悲惨なことよ……

 

迷ったのは《勇敢な考古学者/Daring Archaeologist(DOM)》との兼ね合いで《獣血蝋燭/Bloodtallow Candle(DOM)》を入れるかどうか。

 

あとは黒緑チェックランドを入れて《臓腑抜き/Eviscerate(DOM)》と《呪われし者、アルヴァード/Arvad the Cursed(DOM)》をタッチするかどうかくらい。

 

熟考のすえメインボードは安定性をとって上記のリストで行くことにした。

 

空き時間に白黒や白青や黒緑や赤緑を試してみるも、肉不足からまずデッキの形になっていないか、緑白と比べると一段劣るような見た目の構築にしかならない。

 

飛び道具として黒青t白で《最後の別れ/Final Parting(DOM)》で《ボーラスの手中/In Bolas's Clutches(DOM)》や《上古族の栄華な再誕/Primevals' Glorious Rebirth(DOM)》をサーチしてくるデッキも試してみたが、さすがにオモチャ以下の出来だった。

 

そんなこんなで構築時間が終了し、いざ対戦へ。

 

戦績

一試合目:白黒歴史的ミッドレンジ

 

相手2ターン目《通電式召使い/Voltaic Servant(DOM)》からの

4ターン目《クルーグの災い魔、トラクソス/Traxos, Scourge of Kroog(DOM)》。

ア……ア……(抜去喪心涙目敗走)

 

除去がないのでこういうアンフェアなムーブをされると勝てましぇん……!!

サイドからファクト除去を入れて二本目は取り返すも、三本目で同じようなムーブを喰らい没。

×○×

 

二試合目:白黒

2本とも相手が色事故って単色みたいな動きしかできず、申し訳なくなりながらも勝ち。

プレリ初参加のプレイヤーだったので、一緒に会話しながらパーティゲームっぽく遊べたので楽しかった(小並感)

×○×○○

 

三試合目:黒白

 

ま た お ま え か よ

(記事タイトルの伏線回収)

 

甘えた手札キープをしっかり罰されていいところなく負け!

 

 

×○×○○××で、真ん中ちょい下くらい。

結論、やっぱ除去ないと無理!

 

 

 

ただ構築も反省点があって、《パーディック山の放浪者/Pardic Wanderer(DOM)》(6マナ5/5トランプルのアーティファクト生物)は《ベナリアの儀仗兵/Benalish Honor Guard(DOM)》(2マナ2/2で味方の伝説クリーチャー1体につき+1/+0)にするべきだった。

装備品でビートするしかないとか言っておきながら中途半端なミッドレンジ志向で、序盤にプレッシャーをかけきれずにボムでひっくり返されるゲームが多かった。

歴史的カウントとの兼ね合いがあるので判断が難しいところではあるが、今回みたいなプールだともっと2マナを厚くしないと勝てなかったなと感じた。

 

 

 

あと三試合目の対戦相手の方がメインから《抜去/Divest(DOM)》を入れていて、自分の頭の中にまったくなかった発想に感嘆した。

事前対処に限られるとはいえ相手のボムに対する確定除去であり、歴史的カウントのために捨てられるファクトも少なくない。

中盤以降にトップしたときの哀しみがヤバイのでミッドレンジにはまず入れたくないカード筆頭と思っていたが、ドミナリアは従来よりも《強要》が強い環境だと気付かされた。

 

 

 

そんなこんなで自分のドミナリアのプレリ体験記はおしまい。

また次回~

 

 

過去のプレリレポ記事