【MTG】 統率者2016 収録レア比較一覧
11月11日(金)に発売される統率者2016、なかなか中身がいいです。
少なくとも2014年版とか2015年版よりは平均値高そう。
収録レアの見やすい比較一覧を探したんですが見つからなかったので、例によって自分で作ることにしました。
そのうち公式Gatherも対応すると思いますが、それまでのつなぎにどうぞ。
簡単な価格比較と、個人的なオススメコメントも少し。
基本情報として
- 敵対色の共闘持ちレジェンド2種類と、友好色の共闘持ちレジェンド1種類の全3枚が各デッキに入っている。前者と後者で色は重ならない。(白赤+青黒などの組み合わせ)
この3枚の共闘レジェンドと看板の四色統率者は、すべてフォイル仕様。 - 新録《灰のやせ地》、再録《友なる石》《風変わりな果樹園》は全デッキに入っている。
- 基本土地サイクリングを持つ友好色の呪文サイクル5種類のうち、色が対応する3種類が各デッキに入っている。
- 5種類の不抜持ちのレア呪文のうち1種類が各デッキに入っている。
- 全10種類のタップイン3色ランドのうち、色が対応する4種類が各デッキに入っている。
- 例年通り《統率の塔》と《太陽の指輪》と《統率の宝球》が各デッキに入っている。
無規律な反乱(白抜き)
新録
+《灰のやせ地》
再録(神話3枚、レア26枚)
神話:《忌むべき者の軍団》《恐ろしい徴兵》《炎の中の過去》
青:《アカデミーの精鋭》《永劫の年代史家》《壊滅的大潮》《脱出》《呪文ねじり》
黒:《吸血術師》《無駄省き》《罪を与えるもの》《ガラクの目覚め》
赤:《ドラゴン魔道士》《火山の幻視》《運命の気まぐれ》《魂の再鍛》《命運の輪》《混沌のねじれ》
緑:《芽ぐみ》
多色:《光り眼のネフィリム》《血の暴君》《破壊的な逸脱者》《囁く狂気》《エーテリウム角の魔術師》《光り葉のナース》《大量破壊》《蟲の収穫》
無色:《彩色の灯籠》《シャドーブラッドの尾根》
アンコモンに《血編み髪のエルフ》(EMA版イラスト)《蒸気の連鎖》《意外な授かり物》など
- 再録で高価なのは(8日現在・トリム平均)
《炎の中の過去》(¥730)
《彩色の灯籠》(¥671)
《混沌のねじれ》(¥413)
《芽ぐみ》(¥336)
《無駄省き》(¥315)
《魂の再鍛》(¥293)など。
※《太陽の指輪》(¥765)は全セット共通。
- 基本的に通常エキスパンションの再録レアは販売後にシングル価値が100¥前後に落ち着くことが多いので、あんまりこまかく損得を考える必要はうすい。
ここまで書いといてなんだが。 - 白(秩序)抜き4色ということもあって、盤面から手札まで、全プレイヤーを引っ掻き回すようなカードが多い。
《脱出》のような総バウンス系カードと、《意外な授かり物》のような手札総入れ替えカードの組みあわせが意識されているように見える。
これで墓地を肥やし、墓地参照系のカードで大打撃を与えるのがベースの戦闘プランなのだろう。
パーティプレイ志向だが、ガチも不可能ではないという安牌。 - 青緑の新規伝説《トリトンの英雄、トラシオス》は無色無限マナで即勝利できる注目株。共闘持ちのなかでもっとも活躍をウワサされているのが彼。
《大渦を操る者、イドリス》も看板統率者の中では上位に入る強さがあると思われる。総じて新録レジェンドの評価が高い。 - 「バウンス」「墓地利用」「手札入れ替え」「重量スペル」「続唱」の中にピンとくるものがあったらオススメ。
公然たる敵意(青抜き)
新録
他に既出分として以下を収録:
《墓所の隆起》(黒赤サイクリング)、《危険な地形》(赤緑サイクリング)
《灰のやせ地》
再録(神話2枚、レア35枚)
神話:《粗暴な軍族長》《勝利の神、イロアス》
白:《弱者の師》《鏡の精体》《盲従》
赤:《死に微笑む者、アリーシャ》《雄牛のやっかいもの》《忍び寄る復讐》《憤怒の息吹》
緑:《棲み家の防御者》《マナ食らいのハイドラ》《野生の獣使い》《セロン教の隠遁者》《マイコロス》《雷足のベイロス》《獣使いの昇天》《巫師の天啓》
多色:《不屈の随員》《足首裂き》《秘宝の突然変異》《オーラの突然変異》《一族の誇示》《はじける破滅》《恒久の拷問》《溶岩崩れ》《完全なる終わり》
無色:《太陽打ちの鎚》
土地:《コイロスの洞窟》《カープルーザンの森》《竜髑髏の山頂》《根縛りの岩山》《陽花弁の木立》《風立ての高地》《背骨岩の小山》《苔汁の橋》《大闘技場》《風変わりな果樹園》
アンコモンに《ボロスの魔除け》《稲妻のすね当て》《頭蓋骨絞め》
- やたらレア土地が多い。ペインランド2種類、M10ランド3種類、ローウィンの秘匿土地3種類に《大闘技場》。
とくにペインランドは念願の無色マナシンボル記載ver。 - 再録レアで高価なのが
《稲妻のすね当て》(¥391)
《勝利の神、イロアス》(¥308)
《ボロスの魔除け》(¥284)
《頭蓋骨締め》(¥228)など。 - 青(思考)抜きの四色ということで、破壊、殺戮、圧倒、征服、みたいな内容。
横に並ぶ小粒な軍勢を全体強化して、一気に殺到させる戦略も見える。
「1vs3でも構わねえぜ…俺が全員"殺って"やんヨ…!?」 (ビキッ)
みたいな講談社的世界観にドップリ浸れること請け合い。 - ただ絡め手ができないわけじゃなく、《太陽打ちの鎚》や《盲従》みたいなテクニカルなカードも用意されてる。
- 「全体強化」「ウィニー」「殴り勝ち」「男道」でピンと来るものがあれば。
確固たる団結(黒抜き)
新録
加えて以下の既出分を収録:
《渡り鳥の経路》(白青サイクリング)、《危険な地形》(赤緑サイクリング)、《森の再生》(緑白サイクリング)
《進化増大》、《灰のやせ地》
再録(神話2枚、レア32枚)
神話:《寛大なるセドルー》《前駆ミミック》
白:《静翼のグリフ》《風生まれの詩神》《魅力的な執政官》《牡鹿の蹄の跡》《奉納》《報いの波》《砂の逆流》
青:《地割れ潜み》《精神の輝き》《白鳥の歌》《手綱》
赤:《崖の暴君、カズール》《冒涜の行動》
緑:《領域の探求者》《集団的航海》《ドルイドの誓い》《栄華の儀式》《発見の誘惑》《隠れ潜む捕食者》
多色:《トレストの密偵長、エドリック》《成金、グヮファ・ハジード》 《帰還した探検者、セルヴァラ》
無色:《アクロスの木馬》《精神の病を這うもの》《浄化の板金鎧》《吠えたける鉱山》《寺院の鐘》《ヴェンセールの日誌》《号泣の石》
土地:《風変わりな果樹園》《禁忌の果樹園》《家路》
アンコモンに《剣を鍬に》《亡霊の牢獄》《プロパガンダ》《老練の探求者》《内にいる獣》
- 再録カードで高価なのは
《禁忌の果樹園》(¥996)
《家路》(¥531)
《ドルイドの誓い》(¥444)
《剣を鍬に》(¥390)
《亡霊の牢獄》(¥341)
《寛大なるゼドルー》(¥304)《白鳥の歌》(¥224)など。 - 黒(敵意)抜き4色ということで、~手を繋いでみんな仲良くいっしょにゴール~ みたいなコンセプト。
みんな一緒に土地伸ばそ、一緒にカード出そ。もちろん最終的には自分だけが一人抜け出す腹積もり。自分の盤面をガッチガチにかためて城を築いていきます。気分はフィクサー、あるいは農夫に施しを与える領主。 - 《協調路線》《安全地帯》《高みの見物》みたいなワードにピンと来る人はこれ。
致死性の繁殖(赤抜き)
新録
加えて以下の既出分を収録:
《渡り鳥の経路》(白青サイクリング)、《古の掘削》(青黒サイクリング)、《森の再生》(緑白サイクリング)
《オルゾフの弁護士》、《灰のやせ地》
再録(神話3枚、レア26枚)
神話:《カロニアのハイドラ》《練達の生術師》《胞子の教祖、ゲイヴ》
白:《カストーディの霊魂縛り》《目覚ましヒバリ》《城塞の包囲》《聖戦士の進軍》
黒:《屍の原形質》《生命を破滅させるもの》《衰滅》
緑:《漁る軟泥》《ラムホルトの勇者》 《忘れられた古霊》《硬化した鎧》
多色:《育殻組のヴォレル》《屍体屋の脅威》《水深の魔道士》《禿鷹ゾンビ》《無慈悲な追い立て》《砂塵破》《鏡編み》《瓜二つ》
無色:《霊体のヤギ角》《魂の大鍋》
土地:《ダークウォーターの地下墓地》《風変わりな果樹園》《つぶやき林》《サングラスの大草原》《地底の大河》
- 再録レアで高価なのが
《漁る軟泥》(¥1014)
《胞子の教祖、ゲイヴ》(¥743)
《カロニアのハイドラ》(¥697)
《目覚ましヒバリ》(¥598)
《衰滅》(¥446)
など。 - 赤(激情)抜き4色ということで、じわじわと着実に冷静にカウンターを増やしていくコンセプト。スパイク寄りだけど、《硬化した鎧》とか《魂の大鍋》みたいな使いみちが豊富でユニークなカードの収録もある。
- これに頑強クリーチャーと《臓物の予見者》みたいな生け贄エンジンを足すだけで無限ループコンボが出せる。
- 《成長》《育成》《ガチ思考》が好きな方、あと小物をコロコロ並べたりガチャガチャ動かしたりするのが好きな方はこれ。
優越性の仮託(緑抜き)
新録
他に既出分として以下を収録:
《渡り鳥の経路》(白青サイクリング)、《古の掘削》(青黒サイクリング)、《墓所の隆起》(黒赤サイクリング)
《ファイレクシア病の支配》、《灰のやせ地》
再録(神話6枚、レア23枚)
神話: 《エーテル宣誓会の審判員》《屑鉄の学者、ダレッティ》《ヘルカイトの暴君》《電位式の天才、シドリ》《覇者シャルム》《新たなるファイレクシアの魂》
白:《蔵の解放》《ファイレクシアの再鍛》
青:《主任技師》《エーテリウムの達人》《ルーンの解読》
黒:《不穏の標》
赤:《ゴブリンの修繕屋スロバッド》《山賊の頭、伍堂》《ヘルカイトの点火者》《財宝発掘》
多色:《航行長ハナ》《スフィンクスの召喚士》《覇者ジョー・カディーン》《金線の天使》
無色:《蜃気楼のマイア》《真面目な身代わり》《マイアの戦闘球》《ロクソドンの戦鎚》《骨溜め》《ネビニラルの円盤》《ちらつき蛾の甕》《交易所》
土地:《風変わりな果樹園》
アンコモン以下に《悪意の大梟》《飛行機械の鋳造所》《頭蓋囲い》《頭蓋骨絞め》《教議会の座席》
- 再録レアで高価なのが
《エーテリウムの達人》(¥852)
《悪意の大梟》(¥731)
《屑鉄の学者、ダレッティ》(¥621)
《真面目な身代わり》(¥403)
《山賊の頭、伍堂》(¥329)
《飛行機械の鋳造所》(¥231)など。 - ともかく圧倒的な神話レアの量。総勢6枚は青抜きとか黒抜きの3倍。なんかバランス悪くねえか……まあレアリティにそんなに意味はないけど。
- 《航行長ハナ》は待望のテレーズ・ニールセン/Terese Nielsen画ジャッジプロモ版イラスト。
- あと《ちらつき蛾の甕》に念願のふりがながついた。
- 新録で一番高い《意思の大魔術師》(¥1000前後)を収録している。
- 収録されているラインナップは全体的にガチ卓向けだと思う。アーティファクトテーマだけどガジェット的な遊びは少ない。そのへんは最新パックのカラデシュ買って補給してねってことなのだろう。100%言いがかりだ。
- 有色無限マナで即勝利になる看板《ブレイヤ》に加え、生きているヨグウィルこと新録《意志の大魔術師》も悪さしかしなさそう。
- 《本格対戦派》《アーティファクト好き》《同盟者好き》あたりはこれ。
結局オススメはどれなんだよって思うかもしれませんが、もうぶっちゃけ自分の好きなコンセプト、使いたいカードのあるデッキを選ぶのがいちばん幸せだと思います。
レアは多くが再録後に値下がりするのであんまり値段気にしてもしょうがない。
ただ、通販だとたいがいどこも五種セット販売しかない。
マジック:ザ・ギャザリング 統率者(2016) 日本語版 5種セット
- 出版社/メーカー: Wizards of the Coast(ウィザーズ・オブ・ザ・コースト)
- メディア: おもちゃ&ホビー
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通例として統率者はセットの人気不人気が激しく、全5種類のうち1~2種類が人気で残りは全部売れ残り、みたいなことが毎年恒例となっていたのでだいたいこんなふうにセット販売しかされてないことが多いです。
ただ今年のは全体的に大ハズレがないので、セットで買っても去年とか一昨年ほどはひどいことにはならないんじゃないかな~と思います。
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