【MTG】戦乱のゼンディカー 土曜プレリ二回目レポ どの色が正解よ……?
今回のプレリハイライト:
キオーラさんの謎キャッチ画像
前回:
ドラーナさん無双してきた昼の勢いに乗り、そのまま土曜夕方のBFZプレリにも参加してきた。
参加人数は18人ぐらい。スイスドロー3回戦で、17時スタートの21時終了。
コンポーネントの変更とか環境の事前印象とかは前回に全部書き切ったので、このエントリではプールと構築を記録する程度にとどめる。
前回の結果(全勝)をうけて自分の環境予想に自信を持てたので、今回も同じく緑青+αのエルドラージランプを狙う。
今回からプレリパックの色選択がなくなったので、環境一強のアーキタイプを発見できた場合にはそれを複数のプレリを通して使い倒す可能性が大きくなった。
ちなみに今回ちょっとしたトラブルがあり、構築時間を大幅にロスしてのスタートになってしまった。
てゆーかぶっちゃけ前回使ったスリーブ80枚を外してなかったんで構築時間中に10分くらいかけて用意したってだけなんですけど……(恥死)
そしてそーいう時ってたいてい他のちょっとしたことにもつまづくもんで、外箱のビニールも5分くらいずーっと外せなくってカリカリやってたの……
他の参加者のみなさんがカードを机に並べ出してるころになってもずーっと外箱をカリカリカリカリやってた……
なにやってんだおまえ
30秒で伏線回収
まあそんなこんなありまして、構築時間30分のうち10分くらいカリカリカリカリ格闘したすえなんとか全パック開封完了。
(この時点でスリーブ外しと合わせて構築時間が残り10分しかないというヤバさ)
まあまあ焦りつつも各色順番に並べ替え完了。
以下カードリスト。
カードプール
- 各色のうち、個人的に自分がデッキに入れたい順番にしてある。
- 評価は絶対指標ではなく、その色のカードプールを踏まえた相対的なもの。
- メインデッキに入れたくないカードは薄字にしてある。
- 記事内で使われているカード画像は公式のカードイメージギャラリーより引用。
まず 出たレアが
一番最初に見えたのがプロモの《待ち伏せ隊長、ムンダ》 で最後に見えたのがキオーラさんだったんだけど、
ガッカリするとか嬉しいとかそういう感情もなく、この時はただただ残り時間がヤベエ!
という焦りしかなかった。
黒レア3枚の固め引き、と「これは黒確定か?」と思わせる内容。
だが、そこに罠が潜んでいた……(後半へつづく)
とにかく、カードプールはこちら。
白 (プレイアブル11枚+多色3枚)
《停滞の罠/Stasis Snare(BFZ)》
《オンドゥの大角/Ondu Greathorn(BFZ)》
《グリフィンの急使/Courier Griffin(BFZ)》
《大物潰し/Smite the Monstrous(BFZ)》
《物静かな使用人/Serene Steward(BFZ)》
《取り囲む地割れ/Encircling Fissure(BFZ)》
《コーの懲罰者/Kor Castigator(BFZ)》
《石術師の焦点/Lithomancer's Focus(BFZ)》
《絶壁の見張り/Cliffside Lookout(BFZ)》
2*《天使の贈り物/Angelic Gift(BFZ)》
《鼓舞する突撃/Inspired Charge(BFZ)》
(《砂岩の橋/Sandstone Bridge(BFZ)》)
青 (プレイアブル12枚+多色3枚)
《風乗りの巡回兵/Windrider Patrol(BFZ)》
《空中生成エルドラージ/Eldrazi Skyspawner(BFZ)》
《波に漂うもの/Tide Drifter(BFZ)》
《珊瑚兜への撤退/Retreat to Coralhelm(BFZ)》
《掴み掛かる水流/Clutch of Currents(BFZ)》
《巻き締め付け/Tightening Coils(BFZ)》
《雲マンタ/Cloud Manta(BFZ)》
《培養ドローン/Incubator Drone(BFZ)》
《水底の潜入者/Benthic Infiltrator(BFZ)》
《謎めいた巡行者/Cryptic Cruiser(BFZ)》
《予期/Anticipate(BFZ)》
《乱動魔道士の計略/Roilmage's Trick(BFZ)》
2*《輝く光波/Brilliant Spectrum(BFZ)》
《払拭/Dispel(BFZ)》
黒 (プレイアブル13枚+多色1枚)
《破滅の道/Ruinous Path(BFZ)》★R
《荒廃の一掴み/Grip of Desolation(BFZ)》
《グール・ドラズの監視者/Guul Draz Overseer(BFZ)》★R
《泥這い/Sludge Crawler(BFZ)》
《音無く飛ぶもの/Silent Skimmer(BFZ)》
《淘汰ドローン/Culling Drone(BFZ)》
《苦い真理/Painful Truths(BFZ)》★R
《間欠泉の忍び寄り/Geyserfield Stalker(BFZ)》
《精神を掻き寄せるもの/Mind Raker(BFZ)》
《カラストリアの癒し手/Kalastria Healer(BFZ)》
《ぬかるみの敵意/Mire's Malice(BFZ)》
《従順な復活/Dutiful Return(BFZ)》
《大食の虚身/Voracious Null(BFZ)》
《祭壇の刈り取り/Altar's Reap(BFZ)》
赤 (プレイアブル15枚+多色1枚)
《連射する暴君/Barrage Tyrant(BFZ)》★R
《虚空の接触/Touch of the Void(BFZ)》
《不快な集合体/Vile Aggregate(BFZ)》
《多勢/Outnumber(BFZ)》
《マキンディの滑り駆け/Makindi Sliderunner(BFZ)》
《好戦的な鞭尾/Belligerent Whiptail(BFZ)》
《コジレックの歩哨/Kozilek's Sentinel(BFZ)》
《棘撃ちドローン/Nettle Drone(BFZ)》
《ヴァラクートの発動者/Valakut Invoker(BFZ)》
《オンドゥの勇者/Ondu Champion(BFZ)》
《沸き立つ大地/Boiling Earth(BFZ)》
《アクームの石覚まし/Akoum Stonewaker(BFZ)》
《穴掘り土百足/Tunneling Geopede(BFZ)》
《命知らずの群勢/Reckless Cohort(BFZ)》
《面晶体の掘削者、ザダ/Zada, Hedron Grinder(BFZ)》★R
《火山の隆起/Volcanic Upheaval(BFZ)》
(《そびえる尖頂/Looming Spires(BFZ)》)
緑 (プレイアブル11枚+多色2枚)
《目なしの見張り/Eyeless Watcher(BFZ)》
《生命湧きのドルイド/Lifespring Druid(BFZ)》
《末裔の呼び出し/Call the Scions(BFZ)》
《オラン=リーフの発動者/Oran-Rief Invoker(BFZ)》
《タジュールの重鎮/Tajuru Stalwart(BFZ)》
《噛み付きナーリッド/Snapping Gnarlid(BFZ)》
《タジュールの獣使い/Tajuru Beastmaster(BFZ)》(Foil)
《異常な攻撃性/Unnatural Aggression(BFZ)》
《大地の武装/Earthen Arms(BFZ)》
《成長のうねり/Swell of Growth(BFZ)》
2*《垂直落下/Plummet(BFZ)》
多色
《深海の主、キオーラ/Kiora, Master of the Depths(BFZ)》★MR
《ウラモグの失却させるもの/Ulamog's Nullifier(BFZ)》
《乱動の噴出/Roil Spout(BFZ)》
《林番のドルイド/Grovetender Druids(BFZ)》
《待ち伏せ隊長、ムンダ/Munda, Ambush Leader(BFZ)》★P
無色
《面晶体の記録庫/Hedron Archive(BFZ)》
《巡礼者の目/Pilgrim's Eye(BFZ)》
《存在の一掃/Scour from Existence(BFZ)》
《コジレックの媒介者/Kozilek's Channeler(BFZ)》
《面晶体の刃/Hedron Blade(BFZ)》
《進化する未開地/Evolving Wilds(BFZ)》
《繁殖苗床/Spawning Bed(BFZ)》
《砂岩の橋/Sandstone Bridge(BFZ)》
プールを眺めてみてわかる衝撃の事実。
エルドラージがいない。
ていうか6マナ以上のファッティが2枚しかない。
あんだけランプランプと主張しておいて肝心の中身がこれ……
なんだこのプール!?(驚愕)
例のSEが脳内で鳴り響くが、ともかくプールを精査する。
並べてみると赤はもっとも枚数が揃っており、特にベースとなる3マナ生物の品揃えは群を抜いている。
ただし全体的にアグロ寄り。
緑は接着剤みたいなカードが多く、ボムがない。どのマナ域も70点ぐらいのプール。
ただ末裔生成カードが2種類あり《グール・ドラズの監視者》《タジュールの獣使い》などの全体強化と組み合わせられる。
プールの指向性が一番まとまっているのが青だ。
テンポ飛行を組めと言わんばかりのプール。
地上を止めて 飛行でドーン!
ただ枚数は構築可能ギリギリで、スペルもそんなに強くない。
プール全体での底上げがあるものの、個々のカードパワーはそこまで高くない印象。
白は単純に生物の枚数不足がいかんともしがたい。
多色を絡めた赤白t緑・緑白t赤 同盟者の形が見えなくもないが、赤緑の劣化品にしかならなそう。
悪いけど早々に面晶体(空き箱)にお帰りいただこう……
大トリに期待の黒……だったが、これはパワーカードが多いがダブルシンボルも多い。
マナカーブも歯抜け気味で、主に2~3マナ域の基本的な生物が足りない。
つまりタッチには使いにくく、メインにするにも疵瑕がある。
ここからの色選択に悩みぬく。
ボムは黒だが、柱が多いのは赤。ただし赤はアグロ寄りで、ランプ気味の色は相方にできない……。
ここで黒をスパッと切って色選択をもっと多面的に考えられたら良かったのだが、
構築時間ロスの焦り+前出の3枚のレアに引きずられ、どうにも黒中心の構築にこだわりつづけてしまった。
(結果どうなってしまったかはすぐ明らかに)
構築
というわけで最初に組んだデッキがこちら。
UBr Flyers Midrange
= 13 Creatures (+2 Awakens)
《泥這い/Sludge Crawler(BFZ)》
《波に漂うもの/Tide Drifter(BFZ)》
《空中生成エルドラージ/Eldrazi Skyspawner(BFZ)》
《水底の潜入者/Benthic Infiltrator(BFZ)》
《巡礼者の目/Pilgrim's Eye(BFZ)》
《培養ドローン/Incubator Drone(BFZ)》
《雲マンタ/Cloud Manta(BFZ)》
《音無く飛ぶもの/Silent Skimmer(BFZ)》
《ウラモグの失却させるもの/Ulamog's Nullifier(BFZ)》
《コジレックの媒介者/Kozilek's Channeler(BFZ)》
《風乗りの巡回兵/Windrider Patrol(BFZ)》
《連射する暴君/Barrage Tyrant(BFZ)》
《グール・ドラズの監視者/Guul Draz Overseer(BFZ)》
= 10 Spells
《多勢/Outnumber(BFZ)》
《掴み掛かる水流/Clutch of Currents(BFZ)》
《予期/Anticipate(BFZ)》
《巻き締め付け/Tightening Coils(BFZ)》
《破滅の道/Ruinous Path(BFZ)》
《苦い真理/Painful Truths(BFZ)》
《虚空の接触/Touch of the Void(BFZ)》
《面晶体の記録庫/Hedron Archive(BFZ)》
《荒廃の一掴み/Grip of Desolation(BFZ)》
《存在の一掃/Scour from Existence(BFZ)》
= 17 Lands
7*《島》 7*《沼》 1*《山》
《そびえる尖頂/Looming Spires(BFZ)》
《進化する未開地/Evolving Wilds(BFZ)》
23枚め以降のカード:
《淘汰ドローン/Culling Drone(BFZ)》
《精神を掻き寄せるもの/Mind Raker(BFZ)》
《間欠泉の忍び寄り/Geyserfield Stalker(BFZ)》
《沸き立つ大地/Boiling Earth(BFZ)》
《珊瑚兜への撤退/Retreat to Coralhelm(BFZ)》
《謎めいた巡行者/Cryptic Cruiser(BFZ)》
《繁殖苗床/Spawning Bed(BFZ)》
紫色が採用を迷う20枚目前後のカード。
青黒のフライヤーミッドレンジにタッチ赤、そして積めるだけの除去という装い。
画像だと《予期》《多勢》になっているが、一番最初の時点だと《淘汰ドローン/Culling Drone(BFZ)》と《沼》だった。
つまり土地18枚だったのだが、この構築でそんだけの土地を入れてどこにつぎ込むつもりだったんだよ……という感じ。
(マナの行き先=エルドラージがいないのに、相手と土地並べ勝負になって勝てるわけがない)
もっと言えば《培養ドローン》は《謎めいた巡行者》ですね、絶対……。
トークン生成は《グール・ドラズの監視者》とシナジーするから抜きにくかったが、単体でハメ勝ち筋を作れる巡行者のほうが明確に上だった。
それと《予期》は《サテュロスの道探し》的な土地フェッチャー、色事故防止要員として入れているけど、ここやっぱり《淘汰ドローン》入れるべきだ。
このあたり、テンポしたいのかコントロールしたいのか中途半端なリストなのがよーくわかる。
そもそもファッティがいない以上テンポを意識したデッキを組むしかないのだが、前回のプレリの全勝が尾を引いて、どうにもランプ気味な構築を指向してしまう。
とはいえ構築しながら自分でもしっくり来ていないのは明らかで、
「違うよなあ……こうじゃないよなあ……」とモヤモヤしながら別の構築を模索しはじめる。
しかし、この時点で残り構築時間7分(そしてまだスリーブも入れていないの……)
そんな八方塞がりな状況で、次に組んだデッキがこちら。
GBr Tokens Midrange
= 14 Creatures (+2 Awakens)
《泥這い/Sludge Crawler(BFZ)》
《淘汰ドローン/Culling Drone(BFZ)》
《オラン=リーフの発動者/Oran-Rief Invoker(BFZ)》
《生命湧きのドルイド/Lifespring Druid(BFZ)》
《タジュールの重鎮/Tajuru Stalwart(BFZ)》
《末裔の呼び出し/Call the Scions(BFZ)》
《巡礼者の目/Pilgrim's Eye(BFZ)》
《目なしの見張り/Eyeless Watcher(BFZ)》
《精神を掻き寄せるもの/Mind Raker(BFZ)》
《音無く飛ぶもの/Silent Skimmer(BFZ)》
《コジレックの媒介者/Kozilek's Channeler(BFZ)》
《連射する暴君/Barrage Tyrant(BFZ)》
《タジュールの獣使い/Tajuru Beastmaster(BFZ)》
《グール・ドラズの監視者/Guul Draz Overseer(BFZ)》
= 8 Spells
《沸き立つ大地/Boiling Earth(BFZ)》
《破滅の道/Ruinous Path(BFZ)》
《苦い真理/Painful Truths(BFZ)》
《異常な攻撃性/Unnatural Aggression(BFZ)》
《虚空の接触/Touch of the Void(BFZ)》
《面晶体の記録庫/Hedron Archive(BFZ)》
《荒廃の一掴み/Grip of Desolation(BFZ)》
《存在の一掃/Scour from Existence(BFZ)》
= 18 Lands
7*《森》 8*《沼》 1*《山》
《そびえる尖頂/Looming Spires(BFZ)》
《進化する未開地/Evolving Wilds(BFZ)》
23枚め以降のカード:
《大地の武装/Earthen Arms(BFZ)》
《間欠泉の忍び寄り/Geyserfield Stalker(BFZ)》
《多勢/Outnumber(BFZ)》
《沸き立つ大地/Boiling Earth(BFZ)》
《面晶体の刃/Hedron Blade(BFZ)》
《繁殖苗床/Spawning Bed(BFZ)》
画像だと《間欠泉の忍び寄り》がメインに入っているが、実際にはこのスロットにやっぱり《淘汰ドローン》を入れていた。
それなのに……ランプの行き先がないのに……また土地18枚……
何やってんだおまえ……。
どーせ土地18ならせめて《沼》1枚を《繁殖苗床》にでもすればいいのだけど、黒マナダブルシンボル捻出が不安で外しているというナメ腐った構築。
というかこの構成だと、6マナに到達した段階で相手のライフにある程度プレッシャーをかけられていないとダメだろう。
除去でちまちま1:1交換しつつ、場が空いたらパンチを通して……なんてノンビリした勝利プランだと、
終盤エルドラージの質量差で押し負ける(なにせこちらは1枚も持っていない)に決まっているわけで。
- 《沼》⇒《間欠泉の忍び寄り》
- 《異常な攻撃性》⇒《大地の武装》
たぶんこうするのがまだベターだったと思う。
除去を削ってでも、強引に戦端を開いて相手ライフを致死圏内に落としこむプランが必要になるはずだ。
と、以上の二つの構築を組み上げたところで、非情にも構築時間のブザーが鳴る。
ぐええええええええマジか……
まだ赤絡みのアグロとかチェックしてもいねーんだけど……
絶望的にしっくりきてない状態のまま、対戦に臨むハメに……(自業自得じゃ)
メインデッキは青黒t赤 嚥下。
さてさてどうなることやら……。
戦績
一試合目:黒緑ミッドレンジ
《泥這い》、《淘汰ドローン》とテンポよく展開してビート。
すると相手は4ターン目ぐらいまで土地しかプレイせずサンドバッグ。
虎の子を《ウラモグの失脚させるもの》でカウンターするとそのまま決着。
ほとんど相手のデッキが見れなかったためにサイドプランもなにもない。
せっかくなので青黒と具合を比較するため、二番目に組んだ黒緑t赤に組み替えてみることにした。
第二ゲーム。
互いにマリガン。
今度は相手が《泥這い》で先行する展開。
色マナにトラブルを抱えて対処が遅れ、結局こいつ一匹に7点ぐらい稼がれてそのまま強引に押し切られたかたち。
最終的には《ムラーサの緑守り》とかいうヤバイカードが着地して死亡。
第三ゲーム。
マナフラ気味の初手をミスキープする、とそのまま土地しか引かず。
相手20ライフのままカンペキ悔死。
○×× 0-1
二試合目:青黒コントロール
二番目に組んだ緑黒t赤の感触が良かったのでこちらをメインにする。
やはり相手の序盤の動きがぬるく、クロックで先行してそのまま削り切る。
フィニッシュはトークン+《グール・ドラズの監視者/Guul Draz Overseer(BFZ)》+《進化する未開地/Evolving Wilds(BFZ)》での13点パンチ。
相手のデッキにドラーナが見えたので、《垂直落下/Plummet(BFZ)》を2枚サイドインしての2ゲーム目。
ウワサをすれば……という感じで登場したドラーナにライフを5点削られるが《垂直落下/Plummet(BFZ)》が届く。
そのまま1ゲーム目と同じような並べ合い、にらみ合いの展開になる。が、これまた同じようにトークン+全体パンプ必殺勝利。
○○ 1-1
試合がサクサク進んだため、次の試合開始まで30分ほど時間に余裕が生まれた。
悲願待望のアディショナルタイムだ。
急いでカードの束を取りだして広げ、赤絡みアグロのプランを見つけ出そうと試みる。
するとこんな感じの赤緑上陸アグロが組み上がった。
RG Landfall Aggro
= 16 Creatures (+2 Awakens)
《オラン=リーフの発動者/Oran-Rief Invoker(BFZ)》
《噛み付きナーリッド/Snapping Gnarlid(BFZ)》
《マキンディの滑り駆け/Makindi Sliderunner(BFZ)》
《アクームの石覚まし/Akoum Stonewaker(BFZ)》
《コジレックの歩哨/Kozilek's Sentinel(BFZ)》
《巡礼者の目/Pilgrim's Eye(BFZ)》
《不快な集合体/Vile Aggregate(BFZ)》
《末裔の呼び出し/Call the Scions(BFZ)》
《穴掘り土百足/Tunneling Geopede(BFZ)》
《棘撃ちドローン/Nettle Drone(BFZ)》
《好戦的な鞭尾/Belligerent Whiptail(BFZ)》
《オンドゥの勇者/Ondu Champion(BFZ)》
《目なしの見張り/Eyeless Watcher(BFZ)》
《コジレックの媒介者/Kozilek's Channeler(BFZ)》
《連射する暴君/Barrage Tyrant(BFZ)》
《タジュールの獣使い/Tajuru Beastmaster(BFZ)》
= 7 Spells
《面晶体の刃/Hedron Blade(BFZ)》
《多勢/Outnumber(BFZ)》
《大地の武装/Earthen Arms(BFZ)》
《沸き立つ大地/Boiling Earth(BFZ)》
《異常な攻撃性/Unnatural Aggression(BFZ)》
《虚空の接触/Touch of the Void(BFZ)》
《面晶体の記録庫/Hedron Archive(BFZ)》
= 17 Lands
7*《山》 7*《森》
《進化する未開地/Evolving Wilds(BFZ)》
《繁殖苗床/Spawning Bed(BFZ)》
《そびえる尖頂/Looming Spires(BFZ)》
23枚め以降のカード:
《生命湧きのドルイド/Lifespring Druid(BFZ)》
《タジュールの重鎮/Tajuru Stalwart(BFZ)》
《ヴァラクートの発動者/Valakut Invoker(BFZ)》
《存在の一掃/Scour from Existence(BFZ)》
なんか今のところ一番しっくり来る。
《タジュールの獣使い/Tajuru Beastmaster(BFZ)》をマナカーブの頂点として、それまでに相手のライフを致死圏まで落としきる、そういうコンセプトがきちんと立ってる。
最初は《鎌豹/Scythe Leopard(BFZ)》が入っていたが、1ターン目に出せないとクソザコナメクジだったので抜けた。
あと 3マナ域のどれかは《ヴァラクートの発動者/Valakut Invoker(BFZ)》でもいいかもしれないし、
《面晶体の刃/Hedron Blade(BFZ)》は《存在の一掃/Scour from Existence(BFZ)》でもいいかもしれない。
細かい微調整は必要かもしれないが大まかなラインはこんな感じで取れた。
それから黒抜いて緑青t赤でのミッドレンジも試してみた。
= 15 Creatures (+2 Awakens)
《オラン=リーフの発動者/Oran-Rief Invoker(BFZ)》
《噛み付きナーリッド/Snapping Gnarlid(BFZ)》
《波に漂うもの/Tide Drifter(BFZ)》
《巡礼者の目/Pilgrim's Eye(BFZ)》
《空中生成エルドラージ/Eldrazi Skyspawner(BFZ)》
《生命湧きのドルイド/Lifespring Druid(BFZ)》
《タジュールの重鎮/Tajuru Stalwart(BFZ)》
《末裔の呼び出し/Call the Scions(BFZ)》
《雲マンタ/Cloud Manta(BFZ)》
《培養ドローン/Incubator Drone(BFZ)》
《目なしの見張り/Eyeless Watcher(BFZ)》
《コジレックの媒介者/Kozilek's Channeler(BFZ)》
《連射する暴君/Barrage Tyrant(BFZ)》
《風乗りの巡回兵/Windrider Patrol(BFZ)》
《タジュールの獣使い/Tajuru Beastmaster(BFZ)》
= 8 Spells
《掴み掛かる水流/Clutch of Currents(BFZ)》
《巻き締め付け/Tightening Coils(BFZ)》
《大地の武装/Earthen Arms(BFZ)》
《沸き立つ大地/Boiling Earth(BFZ)》
《虚空の接触/Touch of the Void(BFZ)》
《深海の主、キオーラ/Kiora, Master of the Depths(BFZ)》
《面晶体の記録庫/Hedron Archive(BFZ)》
《存在の一掃/Scour from Existence(BFZ)》
= 17 Lands
7*《平地》 7*《森》 1*《山》
《進化する未開地/Evolving Wilds(BFZ)》
《そびえる尖頂/Looming Spires(BFZ)》
20枚め以降のカード:
《謎めいた巡行者/Cryptic Cruiser(BFZ)》
《異常な攻撃性/Unnatural Aggression(BFZ)》
《多勢/Outnumber(BFZ)》
《繁殖苗床/Spawning Bed(BFZ)》
黒ダブシンの優良除去と《グール・ドラズの監視者/Guul Draz Overseer(BFZ)》が抜けるかわりに、飛行クロックとキオーラが手に入る。
かなり難しいトレードオフだけど、緑黒タッチ赤や青黒タッチ赤よりもコンセプトの線(6マナを頂点にしたテンポ)が通ってる感じはある。
フライヤーに《大地の武装/Earthen Arms(BFZ)》という雑殴りパターンもある。
ただ個々のカードパワーは明らかに黒絡みより劣っているので、同速ミッドレンジ対決だと不利がつく。
生物をどかすスペルが貧弱ため、相手の《大カマキリ/Giant Mantis(BFZ)》1体で沈黙してしまう可能性もあり、メインにするにはこれという決定打が欠けている印象。
そして最後にもう一つ、タッチ赤しないで青黒純正二色で組めるかどうかも見てみた。
t赤との違いはこんなところ:
- 《連射する暴君/Barrage Tyrant(BFZ)》⇒《間欠泉の忍び寄り/Geyserfield Stalker(BFZ)》
- 《多勢/Outnumber(BFZ)》⇒《面晶体の刃/Hedron Blade(BFZ)》
- 《虚空の接触/Touch of the Void(BFZ)》⇒《珊瑚兜への撤退/Retreat to Coralhelm(BFZ)》
中途半端に除去コントロール気味なプールになってしまうタッチ赤よりも、こっちのほうが嚥下ビートとしてコンセプトにまとまりができる気がする。
とはいえ2マナ域のアタッカーが少ないので、テンポビートとして振る舞うにはやや微妙な感もある。
迷いに迷うところだが試合開始のベルが鳴る。
結局メインは第二ゲームで手触りのよかった緑黒t赤で挑むことに。
三試合目:青緑上陸ミッドレンジ
この第一ゲームがこの日一番の熱戦。
4/3ワーム二連打に、《カザンドゥへの撤退/Retreat to Kazandu(BFZ)》でモリモリ膨らんでいくパワー。
チャンプでしのぎつつ《連射する暴君/Barrage Tyrant(BFZ)》《コジレックの媒介者/Kozilek's Channeler(BFZ)》を繰り出すも、
こちら残りライフ2まで追い詰められ、次のターンに死亡が確定する。
相手のライフは残り10。
ここでトップデッキしたのが《タジュールの獣使い/Tajuru Beastmaster(BFZ)》。
フルパンからの《コジレック》発射できっかり10点削りで勝利!
2ゲーム目。
カードの質が桁違いだったのでミッドレンジで挑んでも仕方がないと考え、赤緑アグロにサイドチェンジして臨む……のだが、これが完全に裏目る。
序盤にうまく立ち回れずに中盤からは完全に防戦一方に。
相手のライフを1点も削れずにワームに蹂躙される。
そしてこの日最後の対戦となる3ゲーム目。
先手の利をとれる赤緑アグロを継続。
序盤からライフを詰めていくが、ふたたび中盤4/3ワーム+撤退コンボを決められる。
互いにノーガードの殴り合いを続けたすえ、残りライフは6対4に。
《連射する暴君/Barrage Tyrant(BFZ)》を引き込み、数ターンしのぎきれば勝ち目が見える盤面を作る。
綿密なライフ計算のすえギリギリのブロッカーを残してアタックしにいく。と、返しのターン。
すべてのライフ計算をひっくり返す《掴み掛かる水流/Clutch of Currents(BFZ)》覚醒。速攻3/3がブン殴ってきてgg。
…………ありがとうございました。
○×× 1-2
終了…………結果1-2で、下から数えたほうが早い順位でのフィニッシュとなりました。
敗因はひとつ。
総括
プレリから一週間たった今なお新しい構築が見つかるほど迷走しまくりの今回のプールだったが、
現時点での個人的な考えだと、メインデッキについては
ビートよりの緑黒タッチ赤ミッドレンジ にしておくのが丸いように思う。
そして同速だが自分のデッキより明らかにカードの質がいいミッドレンジを相手にする場合は、
青赤二色のテンポアグロ に切り替えてうまく歯車を狂わすマッチメイクをしていく。
スペルの性能的に青黒の下位互換に見えるんだけど、
低マナ域の生物のスペック+除去の軽さのぶん、テンポとしてのデッキコンセプトはこっちのほうが通ってるように思う。
そして自分より明らかに遅いコントロール/ランプに対しては、
赤黒二色の除去アグロ でさっさと轢き殺すようにする。
赤緑上陸アグロとは一長一短あるかと思うが、単純な個々のカードパワー比較で赤黒に軍配が上がると自分は感じた。
無色シナジーがより強く、除去の性能がよく、長期戦もちょっとなら戦える仕様になる。
赤緑ではなく赤黒を組んでおくのが正解だったと思う。
そんなわけで
- 青黒t赤 飛行除去ミッド(t火力&《連射する暴君》)
- 青緑t赤 テンポよりミッド (t火力&《連射する暴君》)
- 緑黒t赤 トークンミッド(t火力&《連射する暴君》)
- 赤緑上陸アグロ
- 赤黒除去アグロ
- 青黒嚥下テンポ
- 青赤欠色テンポ
と迷走に迷走を重ねた今回のプールだったが、現時点での自分の答えは
緑黒t赤をメインにして、サイド後は赤字 を相手に合わせて切り替えていく、
という総括に落ち着いた。
(読者の皆さまはいかがでしょうか)
難しいカードプールだったが、それだけに構築の試行錯誤をしゃぶり尽くすように(プレリが終わった後でも)楽しめたと思う。
そんなわけで最後に、個人的に印象より強かったカード&弱かったカードを語ることにする。
戦乱の ゼンディカー発売後の今日(10月8日)となってはだいぶ今更感あるが……
第一印象より個人的に強かったカード
《泥這い/Sludge Crawler(BFZ)》
終盤引いても嬉しい1マナ1/1のコモン生物。
中堅との相打ち要員になるかと思えばそれ以上。乗り越えて4点通し、嚥下の種を補充までできる。
ミッドレンジでもランプでもコントロールでも絶対入れていいと確信した。
ヘタな2マナ2/2より優先して入れてよいと思う。
《精神背信/Transgress the Mind(BFZ)》
シールドなら当然ほとんどのタイミングで手札と手札の質量勝負になるわけだけど、
そのうち最強の1枚を問答無用でブッこ抜けるんだから弱いわけがない。
コントロール/ランプなら最高の2マナスターターでは。
ミッドレンジでも、これまたヘタな2マナ生物より優先してOK。
《突き抜けの矢/Pathway Arrows(BFZ)》
鬼のように強いです。騙されたと思って一回使ってみてほしい。
付け替え~発射に4マナ必要なので連射はできないが、1点単射でも十分。
相手の末裔を1匹ずつ始末しつづけ、エルドラージを延々と寝かせつづけ、相手が超イライラしてくれます。
環境にアーティファクト破壊が多くないのも加点対象。
《不死のビヒモス/Deathless Behemoth(BFZ)》
そりゃ弱いこと書いてない。
でもとにかく6/6警戒というスペックが偉い。
今回全体的に打点が高いので、残したブロッカーをどかされたら死ねる、というシーンが多い。
なので遅めのデッキだと反転攻勢、切り返しがかなり難しいと感じた。
そこへきてこのビヒモス。ディフェンスに余裕を持たせつつ切り返しを可能にする高打点+警戒のなんと偉大なことか。
よく《存在の一掃/Scour from Existence(BFZ)》されるので復活能力に過信は禁物だけど、スペックだけで及第点あげてよいと思った。
《巻き締め付け/Tightening Coils(BFZ)》
《大地への縫い付け/Pin to the Earth(JOU)》にはなかった「飛行を失う」、この一文がとにかく偉すぎる。
相手の飛行ブロッカーを地面に叩き落とし、こっちの飛行クロックをテンポよく維持できるのが超優秀。
大カマキリに対しては根本対処にならないのは玉にキズ。
第一印象より個人的に弱かったカード
《タジュールの重鎮/Tajuru Stalwart(BFZ)》
コモンで3マナ3/4ってグロ強いやろというのが第一印象だったが、
思ったより3/4というスペックにインパクトがない。
というのも、相手が同じように重鎮を出してくると沈黙するから。
あとカマキリでも止まる。
弱いカードではないけど、第一印象から感じたほどの暴力性はなかった。
《連射する暴君/Barrage Tyrant(BFZ)》
思ったよりブン投げコストが重たい。全然連射でけへん。
sac投げはチャンプブロッカーを本体火力に変えるとか、EOTにブン投げてブロッカーをどかすとかが一番隙のない使い方なのだが、
投げコストが重たいと、そういう最適なsacタイミングで小回りが効かなくて
思ったような起動ができずもどかしいことが多かった。
これも弱いカードではないが、第一印象より……というカード。
そんな感じでわたくしのBFZプレリは終了。
一回目の成功体験(ランプ最強伝説)に目が曇ったのが良くなかった。
この悔しさはゲートウォッチプレリで雪辱じゃ!
プレリレポ記事の一覧