【MTG】ニクスへの旅/JOU プレリに行ってきた
2014年4月27日、土曜昼からのニクスへの旅/Journey into Nyxプレリに参加してきました。
参加人数は24人で4回戦。13時スタートの18時終了。
もはや定例となった弁当箱型のコンポーネント形式でパック配布。その色に準じたプロモ&封入操作された特製パック1個入りで、自分が使いたい色、使いたいプロモを選ぶ。くわしくは公式をどうぞ。
『ニクスへの旅』 プレリリース入門|マジック:ザ・ギャザリング
今回は黒を選択。
白or緑のビートダウンカラーが人気だというのは前評判からわかっていたので、自分はそのビートを倒せる除去の多いミッドレンジを組みたかった。JOUの黒は生物が高タフネスで軽い除去も多く、テンポのいいアタッカーさえ確保できれば有利のつく色のよう見えた。
ざっとリストを見たかぎり、コモン授与の消滅・軽い除去の増加・赤の弱体化と今弾ではビート不遇でミッドレンジ有利の環境にふたたび戻ったように思ったのだった。
あと5色のなかでプロモレアが一番おもしろそう、というか新キーワードの星座を一回使ってみたかったというのもある。(以下カード画像はすべて公式カードリストから)
色人気は白=緑>黒>青=赤ぐらいだったように思う。白緑はパック配布が半分くらい終わったところではやくも完売になり、参加登録が遅かったプレイヤーは余った色をなくなく選んでいた。特に白は封入操作パックから白黒エイスリオス/赤白イロアスという高額神が出やすいからしょうがないね。
まあそんなこんなあって着席、のち開封。
カードプール
(例によってメインで使いたくないカードは薄字にしてある)
白 (10+多色2枚)
《乗騎ペガサス/Cavalry Pegasus(DDL)》
《石識の防衛者/Stonewise Fortifier(JOU)》
《警備隊の鷲/Eagle of the Watch(JOU)》
《弁論の幻霊/Eidolon of Rhetoric(JOU)》
《目ざといアルセイド/Observant Alseid(THS)》
《万戦の幻霊/Eidolon of Countless Battles(BNG)》 Rare
《補給線の鶴/Supply-Line Cranes(JOU)》
《定命の者の強情/Mortal Obstinacy(JOU)》
《戦識の武勇/Battlewise Valor(THS)》
《活力の泉/Font of Vigor(JOU)》
《払拭の光/Banishing Light(JOU)》
青 (12+多色1枚)
《トリトンの岸盗人/Triton Shorethief(THS)》
《トリトンの岸忍び/Triton Shorestalker(JOU)》
《ニクス生まれのトリトン/Nyxborn Triton(BNG)》
《雨雲のナイアード/Nimbus Naiad(THS)》
《擬態するセイレーン/Cloaked Siren(JOU)》
《水底の巨人/Benthic Giant(THS)》
《神狩りの大ダコ/Godhunter Octopus(JOU)》
《船団の災い魔/Scourge of Fleets(JOU)》 Rare
《キオーラの放逐/Kiora's Dismissal(JOU)》
《空中隊形/Aerial Formation(JOU)》
《一過性の知力/Evanescent Intellect(BNG)》
《傲慢/Hubris(JOU)》
《反論/Gainsay(THS)》
《解消/Dissolve(THS)》
2*《捕海/Griptide(DKA)》
《撤回命令/Countermand(JOU)》
《タッサの褒賞/Thassa's Bounty(THS)》
黒 (21+多色2枚)
《ファリカに選ばれし者/Pharika's Chosen(JOU)》
2*《蘇りし歓楽者/Returned Reveler(JOU)》
《悪魔の皮の喧嘩屋/Felhide Brawler(BNG)》
《脳蛆/Brain Maggot(JOU)》
《悪魔の皮のミノタウルス/Felhide Minotaur(THS)》
2*《腐敗した大男/Rotted Hulk(JOU)》
《押し潰すヒル/Squelching Leeches(JOU)》
《破滅喚起の巨人/Doomwake Giant(JOU)》 Promo
《湿原霧のタイタン/Marshmist Titan(BNG)》
《夢の饗宴/Feast of Dreams(JOU)》
《闇への投入/Cast into Darkness(JOU)》
《回帰の泉/Font of Return(JOU)》
《ゴルゴンの血/Aspect of Gorgon(JOU)》
《悲哀まみれ/Drown in Sorrow(BNG)》
《蘇りし者の儀式/Ritual of the Returned(JOU)》
《死の国の重み/Weight of the Underworld(BNG)》
《鞭の一振り/Lash of the Whip(THS)》
《死の国からの救出/Rescue from the Underworld(THS)》
《エレボスの指図/Dictate of Erebos(JOU)》 Rare
赤 (14+多色2枚)
《イロアスの神官/Priest of Iroas(THS)》
《怒血のシャーマン/Rageblood Shaman(THS)》
《悲しげなミノタウルス/Pensive Minotaur(JOU)》
《不機嫌なサイクロプス/Ill-Tempered Cyclops(THS)》
《双角の連続襲撃/Flurry of Horns(JOU)》
《永遠憤怒のサイクロプス/Cyclops of Eternal Fury(JOU)》
《永遠の炎のタイタン/Titan of Eternal Fire(THS)》 Rare
《火花の衝撃/Spark Jolt(THS)》
《伝書使の素早さ/Messenger's Speed(THS)》
《炎語りの意志/Flamespeaker's Will(JOU)》 Foil
《ドラゴンのマントル/Dragon Mantle(THS)》
《槌の一撃/Fall of the Hammer(BNG)》
《難題への挑戦/Rise to the Challenge(BNG)》
《峰の噴火/Peak Eruption(THS)》
《落星/Starfall(JOU)》
《稲妻の謎/Riddle of Lightning(JOU)》
緑(12+多色2枚)
《名高い織り手/Renowned Weaver(JOU)》
《サテュロスの木立ち踊り/Satyr Grovedancer(JOU)》
《黄金の雌鹿/Golden Hind(JOU)》
《葉冠のドライアド/Leafcrown Dryad(THS)》
《樫心のドライアド/Oakheart Dryads(JOU)》
《フィーリーズ団の精鋭兵/Pheres-Band Tromper(BNG)》
《豊穣の泉/Font of Fertility(JOU)》
《霊気のほころび/Unravel the AEther(BNG)》
《神々との融和/Commune with the Gods(THS)》
《英雄たちの結束/Solidarity of Heroes(JOU)》 Foil
《クルフィックスの洞察力/Kruphix's Insight(JOU)》
《選別の印/Culling Mark(BNG)》
多色
《死の国の歩哨/Sentry of the Underworld(THS)》
《クラグマの戦呼び/Kragma Warcaller(THS)》
《苦悶の神、ファリカ/Pharika, God of Affliction(JOU)》 Rare
《捨て身の抵抗/Desperate Stand(JOU)》
《クルフィックスの預言者/Prophet of Kruphix(THS)》 Foil
無色
《バネ葉の太鼓/Springleaf Drum(BNG)》
《旅行者の護符/Traveler's Amulet(THS)》
出たレアが
最初の封入操作パックでファリカが、次のパックでエレボスの指図が出ておおっとなったが、神々の軍勢、テーロスとくだっていくにつれてどんどん尻すぼみになっていく(最後は永遠の炎のタイタンでフィニッシュ)。色がきれいに散っている。
あとやたらとフォイルが出て、1/2の割合でパックにフォイルが入っていた。レアフォイルとかひさしぶりにあたったぞ。
まあレアにはあまりこだわらずに色分け。途中無色カードだけさらっとチェックしてタッチ多色が組めることを確認する。
この環境は3マナ4マナあたりの戦線確保が特に重要なので、その後はさらにマナ域ごとにソートして各色のマナカーブの凸凹を俯瞰で眺める。このときデッキに入りようのないカードも弾いていく。
ただこの記事でカーステンが解説しているように「各色の使いたいカード順」みたいなソーティングのほうがグッドスタッフ気味に組みたい場合はよかったかもしれないと思った。
枚数が20枚を越えて強い多色カードも有する黒はほとんど確定のようす。不要カードを抜いていくと白だけ枚数がたよりなく候補からはずれる。
タッチ用に《払拭の光》《めざといアルセイド》《死の国の歩哨》だけを抜き出して取りのぞき、残りの3色をマナカーブごとにならべ黒の相方にふさわしい色を順番に見ていくことにする。
まずデッキに入りうる黒のカードだけをピックアップして並べてみる。この段階になってはじめて、黒のアタッカー不足の深刻さというのが浮かんできた。
重要視していた3マナ生物が2/3バニラ《悪魔の皮のミノタウルス》しかおらず、4マナも2/5バニラ《腐敗した大男》と2色では信頼の難しい《押し潰すヒル》のみ。高マナ域も《破滅喚起の巨人》をのぞくと《湿原霧のタイタン》のみ。
除去は大量にあるものの、生物をどかした後からゲームエンドまでの道が描きにくいカードプールになっていた。
となると、相方となる色はこの穴である3マナ域の生物とアタッカー/フィニッシャーを補填してくれる色が望ましい。
まず青を重ねてざっと素組みしてみる。最初に組んでみたのはこういうの。
UB Destroy-control
12 Creatures
《ファリカに選ばれし者/Pharika's Chosen(JOU)》
《脳蛆/Brain Maggot(JOU)》
2*《蘇りし歓楽者/Returned Reveler(JOU)》
《悪魔の皮のミノタウルス/Felhide Minotaur(THS)》
《雨雲のナイアード/Nimbus Naiad(THS)》
《ニクス生まれのトリトン/Nyxborn Triton(BNG)》
2*《腐敗した大男/Rotted Hulk(JOU)》
《擬態するセイレーン/Cloaked Siren(JOU)》
《破滅喚起の巨人/Doomwake Giant(JOU)》
《船団の災い魔/Scourge of Fleets(JOU)》
9 Spells
《夢の饗宴/Feast of Dreams(JOU)》
《傲慢/Hubris(JOU)》
《闇への投入/Cast into Darkness(JOU)》
《悲哀まみれ/Drown in Sorrow(BNG)》
《死の国の重み/Weight of the Underworld(BNG)》
2*《捕海/Griptide(DKA)》
《鞭の一振り/Lash of the Whip(THS)》
《エレボスの指図/Dictate of Erebos(JOU)》
17 Lands
《島》《沼》
22~23枚め:
《反論/Gainsay(THS)》
《キオーラの放逐/Kiora's Dismissal(JOU)》、《解消/Dissolve(THS)》、《水底の巨人/Benthic Giant(THS)》
《押し潰すヒル/Squelching Leeches(JOU)》、《湿原霧のタイタン/Marshmist Titan(BNG)》、《ゴルゴンの血/Aspect of Gorgon(JOU)》
《回帰の泉/Font of Return(JOU)》、《死の国からの救出/Rescue from the Underworld(THS)》
フィニッシャーとなるレアの《船団の災い魔》、《雨雲のナイアード》《擬態するセイレーン》というマナ域のいい飛行アタッカー、《捕海》2枚を含めた4枚のバウンスとカードパワーは悪くないように思える。
コントロール構成だと高タフネスの黒生物も壁役として活きてくるし、なかなか悪くない構築に思えた(実際にはクリーチャーの枚数を盛大に失敗していたのだがこのときは気づかなかった)。
つづいて《苦悶の神、ファリカ》の出た緑で組んでみる。
BG Dredge Beat
14 Creatures
《ファリカに選ばれし者/Pharika's Chosen(JOU)》
《名高い織り手/Renowned Weaver(JOU)》
《脳蛆/Brain Maggot(JOU)》
2*《蘇りし歓楽者/Returned Reveler(JOU)》
《黄金の雌鹿/Golden Hind(JOU)》
《葉冠のドライアド/Leafcrown Dryad(THS)》
《悪魔の皮のミノタウルス/Felhide Minotaur(THS)》
《樫心のドライアド/Oakheart Dryads(JOU)》
《苦悶の神、ファリカ/Pharika, God of Affliction(JOU)》
2*《腐敗した大男/Rotted Hulk(JOU)》
《フィーリーズ団の精鋭兵/Pheres-Band Tromper(BNG)》
《破滅喚起の巨人/Doomwake Giant(JOU)》
8 Spells
《豊穣の泉/Font of Fertility(JOU)》
《夢の饗宴/Feast of Dreams(JOU)》
《闇への投入/Cast into Darkness(JOU)》
《霊気のほころび/Unravel the AEther(BNG)》
《悲哀まみれ/Drown in Sorrow(BNG)》
《死の国の重み/Weight of the Underworld(BNG)》
《鞭の一振り/Lash of the Whip(THS)》
《エレボスの指図/Dictate of Erebos(JOU)》
17 Lands
《沼》《森》
23枚め:
《回帰の泉/Font of Return(JOU)》、《神々との融和/Commune with the Gods(THS)》《クルフィックスの洞察力/Kruphix's Insight(JOU)》パッケージ
《サテュロスの木立ち踊り/Satyr Grovedancer(JOU)》
《湿原霧のタイタン/Marshmist Titan(BNG)》、《ゴルゴンの血/Aspect of Gorgon(JOU)》
緑は低マナ域を見るとマナブーストも星座させてくれるエンチャントもあっていちばん質がよいのだが、5マナ以上の重量級がみごとに1枚もない。怪物化が一体もいないとは……。となれば長引くまえにビートしきってしまいたいのだが、そのプランが黒のタフネスでっかち生物と噛みあってくれずちぐはぐな感じ。
《回帰の泉》+《蘇りし歓楽者》2枚をはじめとした4枚のミルカードがあり、発掘ギミックも内蔵できそうな感じはあるが、それで回収できるのがけっきょく線の細い生物しかなくってうーんな感じ。
《豊穣の泉》もあるので、そのままさっき抽出してた白とのタッチプランも検討する。
新忘却の輪こと《払拭の光》、念願のフィニッシャー《死の国の歩哨》、《目ざといアルセイド》、《バネ葉の太鼓》の4枚を入れて、抜くのは《蘇りし歓楽者》1枚、《闇への投入》《悪魔の皮のミノタウルス》かな…という感じ。それでもフィニッシャーはやっぱりまだ足りない印象。
最後に黒赤を見てみる。
BR Minotaur Beat
14 Creatures
《ファリカに選ばれし者/Pharika's Chosen(JOU)》
《悪魔の皮の喧嘩屋/Felhide Brawler(BNG)》
《脳蛆/Brain Maggot(JOU)》
《悪魔の皮のミノタウルス/Felhide Minotaur(THS)》
《悲しげなミノタウルス/Pensive Minotaur(JOU)》
《怒血のシャーマン/Rageblood Shaman(THS)》
2*《腐敗した大男/Rotted Hulk(JOU)》
《不機嫌なサイクロプス/Ill-Tempered Cyclops(THS)》
《破滅喚起の巨人/Doomwake Giant(JOU)》
《双角の連続襲撃/Flurry of Horns(JOU)》
《クラグマの戦呼び/Kragma Warcaller(THS)》
《永遠憤怒のサイクロプス/Cyclops of Eternal Fury(JOU)》
8 Spells
《夢の饗宴/Feast of Dreams(JOU)》
《闇への投入/Cast into Darkness(JOU)》
《槌の一撃/Fall of the Hammer(BNG)》
《悲哀まみれ/Drown in Sorrow(BNG)》
《死の国の重み/Weight of the Underworld(BNG)》
《鞭の一振り/Lash of the Whip(THS)》
《エレボスの指図/Dictate of Erebos(JOU)》
《稲妻の謎/Riddle of Lightning(JOU)》
17 Lands《沼》《山》
22~23枚め
《永遠の炎のタイタン/Titan of Eternal Fire(THS)》+《性急な太陽追い/Impetuous Sunchaser(BNG)》
《ドラゴンのマントル/Dragon Mantle(THS)》、《難題への挑戦/Rise to the Challenge(BNG)》、《火花の衝撃/Spark Jolt(THS)》、《落星/Starfall(JOU)》
《峰の噴火/Peak Eruption(THS)》
《蘇りし歓楽者/Returned Reveler(JOU)》、《押し潰すヒル/Squelching Leeches(JOU)》、《ゴルゴンの血/Aspect of Gorgon(JOU)》
人間が《性急な太陽追い》1枚しかなくって《永遠の炎のタイタン》がどこかかなしげだ。5マナ域が少なければ6マナ5/6バニラとしてでも入れたが、今回は重めのカードは充実してるのでメインでは見送る。
マナカーブは重量級までいちばん線が通っているが、生物は黒のディフェンシブな2/5までいれてなんとか足りるという程度しか確保できず、アグロな思想とやっぱりどこか噛みあわせがわるい。ただ《エレボスの指図》をはじめとする大量の除去をいちばん活かせるのはこの色のように映る。
ここまで試したところで構築ののこり時間が5分となる。えー!!
コンセプトのマッチングでいえばやはり青黒が抜けている感触があり、重量級まで伸びるマナカーブでいえば黒赤にいちばん安心感があった。緑はそのどちらもなくってネガティブな印象。
となればTHS-BNGシールド環境のセオリーをひきついで、メインをコンセプトのきれいな黒青で組んで、黒赤は先手で格上をしとめるデッキにすることにした。緑は軽い生物が多いので、ほかのふたつでは間に合わないぐらい足の速い英雄的デッキとあたることがあれば使うことにした。
そんなこんなで試合開始。
戦績
一回戦:緑青飛行授与テンポ ××
二回戦:白赤英雄的 ○×-
三回戦:青赤ケラノス ××
四回戦:黒緑ファリカ入り発掘星座 ×○○
1-2-1で16位……。
やっぱりアタッカーの不足に悩まされつづけた。バウンスや除去で延命するのはけっこうカンタンにできても、そこから先のゲームエンドにいつまでたってもたどりつけない感じ。
あーだこーだ言ったけど、やっぱりこの環境はさばくカードよりも攻めるカードのほうがぜんぜん強かったです。除去もバウンスも横に殴れる生物とセットで運用できてこそ。
そんなわけで全試合をとおして一番感触が良かったのが黒赤のミノタウルスミッドレンジverでした。ほんとこいつだけ殺る気が違ってた。ほかのやつらほんと殺意出てない。この環境は殺意だせなきゃだめよ。
まあ成績はともかく、四回戦やって対戦したのがぜんぶ違うアーキタイプでこれがほんとに楽しかった。それぞれに得意とするリソースの扱いや戦略思考が立っていて、展開が毎ゲームまったく変わって新鮮だった。プールが散らばる第三セットならではの面白さだと思う。ほんとに飽きがこない。
なお優勝したのは一回戦の緑青のひとでした。上位卓は白・黒・緑がおおかったようす。
反省
みなさんもうお気づきのことだろうと思いますが、各デッキで細かいカードの(特に生物の)選択をミスっておりました。すべての対戦が終わってカードプールを見なおしたときにやっと気づきました。
青黒はたぶんこう組むべきだった。
UB Destroy-control
13 Creatures
《ファリカに選ばれし者/Pharika's Chosen(JOU)》
《脳蛆/Brain Maggot(JOU)》
2*《蘇りし歓楽者/Returned Reveler(JOU)》
《悪魔の皮のミノタウルス/Felhide Minotaur(THS)》
《雨雲のナイアード/Nimbus Naiad(THS)》
《ニクス生まれのトリトン/Nyxborn Triton(BNG)》
《腐敗した大男/Rotted Hulk(JOU)》
《押し潰すヒル/Squelching Leeches(JOU)》
《擬態するセイレーン/Cloaked Siren(JOU)》
《破滅喚起の巨人/Doomwake Giant(JOU)》
《水底の巨人/Benthic Giant(THS)》
《湿原霧のタイタン/Marshmist Titan(BNG)》
《船団の災い魔/Scourge of Fleets(JOU)》
10 Spells
《夢の饗宴/Feast of Dreams(JOU)》
《傲慢/Hubris(JOU)》
《闇への投入/Cast into Darkness(JOU)》
《悲哀まみれ/Drown in Sorrow(BNG)》
《ゴルゴンの血/Aspect of Gorgon(JOU)》
《死の国の重み/Weight of the Underworld(BNG)》
2*《捕海/Griptide(DKA)》
《鞭の一振り/Lash of the Whip(THS)》
《エレボスの指図/Dictate of Erebos(JOU)》
17 Lands
《島》*7《沼》*10
あとで気づいたミスはみっつ。
ひとつは《湿原霧のタイタン/Marshmist Titan(BNG)》と《押し潰すヒル/Squelching Leeches(JOU)》の採用をまったく検討さえしてなかったこと。この2枚は構築段階では正確なパフォーマンスがつかみにくい可変カードで、その不確かさを嫌って可能性を排除してしまっていたが、対戦中にアタッカーの不足を感じたならどーかんがえても採用を考えてしかるべきだった。
メインで最初に組んだデッキはとにかく悲惨としか言い様がない。勝ち筋がなにも見えてなかった。
もうひとつが《ゴルゴンの血》+高タフネスクリーチャーの組み合わせに試合終盤までまったく気づかなかったこと。
3マナと重ためなわりに殴り値への修整が弱くてアドバンテージロスへのフォローもない、なんともぼやっとした焦点のすっきりしないカードで評価を辛くしていたが、1/3やら2/3やら2/5がこれだけ手元にあるなら採用はふつうにありえるカードだった。アタッカー不足に悩んでいるときにこの修整値のカードに価値を見出すのはちょっとむずかしかったかもしれないが……。
ただの2/5バニラを6/6にもブロックされない3点クロックに変えてくれるわけで、タフネス偏重のカードプールを活かすならこのカードにもきちんと目を向けておくべきだった。
後述するが、《水底の巨人》の採用についても同様である。
というわけで、黒赤も最終的にはこんなかんじになった。
BR Minotaur Midrange
13 Creatures
《ファリカに選ばれし者/Pharika's Chosen(JOU)》
《悪魔の皮の喧嘩屋/Felhide Brawler(BNG)》
《脳蛆/Brain Maggot(JOU)》
《悪魔の皮のミノタウルス/Felhide Minotaur(THS)》
《悲しげなミノタウルス/Pensive Minotaur(JOU)》
《怒血のシャーマン/Rageblood Shaman(THS)》
《腐敗した大男/Rotted Hulk(JOU)》
《押し潰すヒル/Squelching Leeches(JOU)》
《不機嫌なサイクロプス/Ill-Tempered Cyclops(THS)》
《破滅喚起の巨人/Doomwake Giant(JOU)》
《双角の連続襲撃/Flurry of Horns(JOU)》
《クラグマの戦呼び/Kragma Warcaller(THS)》
《永遠憤怒のサイクロプス/Cyclops of Eternal Fury(JOU)》
10 Spels《ドラゴンのマントル/Dragon Mantle(THS)》
《夢の饗宴/Feast of Dreams(JOU)》
《闇への投入/Cast into Darkness(JOU)》
《槌の一撃/Fall of the Hammer(BNG)》
《ゴルゴンの血/Aspect of Gorgon(JOU)》
《悲哀まみれ/Drown in Sorrow(BNG)》
《死の国の重み/Weight of the Underworld(BNG)》
《鞭の一振り/Lash of the Whip(THS)》
《エレボスの指図/Dictate of Erebos(JOU)》
《稲妻の謎/Riddle of Lightning(JOU)》
17 Lands
8*《沼》 9*《山》
いちばん勝ち筋のしっかり通ったデッキなので、メインはこのかたちがいちばん安定だった。
「リミテッドは勝ち筋のゲーム(相手の勝ち筋を潰し・自分の勝ち筋を通す)」というrizer氏の言葉があったが、まったくもってどの環境のシールドにも共通する大正義の玉条である。
さいごの失敗が黒緑の構築。タッチするのは白じゃなくて青だったよねどう考えても。
BGu Midrange
15 Creatures
《ファリカに選ばれし者/Pharika's Chosen(JOU)》
《名高い織り手/Renowned Weaver(JOU)》
《脳蛆/Brain Maggot(JOU)》
《サテュロスの木立ち踊り/Satyr Grovedancer(JOU)》
《葉冠のドライアド/Leafcrown Dryad(THS)》
《黄金の雌鹿/Golden Hind(JOU)》
《樫心のドライアド/Oakheart Dryads(JOU)》
《雨雲のナイアード/Nimbus Naiad(THS)》
《苦悶の神、ファリカ/Pharika, God of Affliction(JOU)》
《腐敗した大男/Rotted Hulk(JOU)》
《フィーリーズ団の精鋭兵/Pheres-Band Tromper(BNG)》
《惑乱のセイレーン/Hypnotic Siren(JOU)》
《破滅喚起の巨人/Doomwake Giant(JOU)》
《クルフィックスの預言者/Prophet of Kruphix(THS)》
《水底の巨人/Benthic Giant(THS)》
8 Spells
《バネ葉の太鼓/Springleaf Drum(BNG)》
《豊穣の泉/Font of Fertility(JOU)》
《夢の饗宴/Feast of Dreams(JOU)》
《ゴルゴンの血/Aspect of Gorgon(JOU)》
2*《捕海/Griptide(DKA)》
《鞭の一振り/Lash of the Whip(THS)》
《エレボスの指図/Dictate of Erebos(JOU)》
17 Lands
6*《沼》9*《森》2*《島》
《払拭の光》《目ざといアルセイド》《死の国の歩哨》よりも
《捕海》×2《雨雲のナイアード》《擬態するセイレーン》《クルフィックスの預言者》《船団の災い魔》のほうがどうかんがえても魅力的だしゲームエンドのプランがしっかり立っている。
せっかく緑のマナブーストが豊富に入っているのに、白タッチだとそのマナをつぎ込む先がまったくないし。
あとここまで勝ち筋の乏しい色だと《水底の巨人》+《ナイアード》or《ゴルゴンの血》みたいなハメパッケージをひとつぐらい持っておくべきだった。このプールで勝ち抜こうと思えばほとんどの相手が格上になるわけで、貧民が城を崩そうと思ったらこういう奇襲手段を作っておかなきゃダメだった。
そんなこんなで反省の多い結果ではあったものの……
プレリはやっぱりとっても楽しかったです。二回しか参加予約してないのを悔やんでしまったくらい。この環境はほんとにアーキタイプ多様でおもしろい。軽い除去も増えて授与をめぐる駆け引きもグッと増えておもしろい。
というわけで初回のプレリはそんなかんじでした。
今日開催の二回目プレリにつづく!
続き: